湘南が前回対戦のリベンジを果たす!横浜FCとの“神奈川ダービー”を1-0で制す

2020年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

決勝弾の指宿は2戦連発の今季2ゴール目

中盤でしのぎを削った湘南の齊藤未月(左)と横浜FCの安永玲央(右)。写真:滝川敏之

 J1リーグは10月31日、各地で第25節の7試合が開催された。Shonan BMW スタジアム平塚で行なわれた湘南ベルマーレと横浜FCの一戦は、1-0でホームの前者が勝利を収めた。

 16位の湘南と14位の横浜FCによる"神奈川ダービー"となった。前回対戦ではわずか20分間で4得点を挙げた横浜FCが4-2で勝利を収めた。

 ホームの湘南は、チーム得点王の石原直樹や守備の要・坂圭祐らを負傷で欠く苦しい状況だが、2種登録の田中聡や高卒ルーキー・畑大雅などを先発起用。

 一方の横浜FCもチーム内のトップスコアラー・松尾佑介が現在離脱中。前節・札幌戦で3か月ぶりの出場となった中山克広が先発復帰を果たしている。

 試合は、湘南が積極的な立ち上がりを見せる。

 ファーストプレーでシンプルなパス交換からペナルティエリア内の指宿洋史がクロスボールに合わせてヘディングシュートを放つと、3分にはこぼれ球に詰めた岡本拓也が間髪入れずにミドルシュートを選択。枠を外してしまうものの、リーグ最少得点(総得点20)打開に積極的な姿勢を見せる。
 
 横浜FCはペースダウンを計りながらサイド攻撃を狙っていく。すると前半の飲水タイム後の30分、31分と続けてビッグチャンスを迎える。

 齋藤功佑が舘幸希からボールを奪いシュート、さらに31分には右サイドの中山克広からのクロスボールに合わせた杉本竜士がダイビングヘッド。これはゴール右のポスト直撃となりスコアを動かせない。

 前回対戦のリベンジに燃える湘南はその後も59分に獲得した敵陣でのFKから、サインプレーから茨田陽生が相手の虚を突くふわりとしたロビングのボールを供給。指宿のヘディングシュートはゴール左のポストを叩き得点ならず。

 しかし、0-0で推移した79分、背後からの浮き球を上手くトラップした指宿がペナルティエリア内右に侵入し、そのまま右足を振り抜く。グラウンダーの強いボールがゴール左のネットに突き刺さり、1-0と湘南が待望の先制点を手に入れた。指宿は前節の鳥栖戦に続き、今季2ゴール目をマークした。

 終盤の横浜FCの攻勢を凌ぎ切った湘南は、この1点を守り切り試合終了のホイッスルを迎えた。

 この結果、4戦負けなしの湘南が勝点を17に伸ばし、横浜FCが同24となるが順位は変わらず。

 次節の第26節は日程を分散しての開催となる。ともにホームで湘南は11月11日に中10日で横浜F・マリノスと、横浜FCは11月3日に中2日で大分トリニータを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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