冨安健洋や伝説OBが推す逸材も候補に!? リバプールのファン・ダイクの“穴埋めプラン”はどうなる?

2020年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

OBキャラガーが推すのは21歳の逸材

エバートン戦で負傷離脱したファン・ダイク。その代役探しにリバプールは追われることとなった。 (C) Getty Images

 リバプールは補強戦略の見直しを迫られている。

 原因となっているのは、大黒柱の離脱だ。去る現地時間10月17日に行なわれたプレミアリーグ第5節のエバートン戦で、相手GKと接触したオランダ代表CBのフィルジル・ファン・ダイクが右膝の前十字靭帯を損傷して最大8か月の長期離脱を余儀なくされたのである。

 守備の要を失ったユルゲン・クロップのチームは、ボランチが本職のファビーニョを代役に起用しているが、苦しい台所事情にあるのは事実だ。

 複数の英メディアによれば、当初、リバプールは新たなCBの獲得を来夏の移籍市場で行なうプランを固めていたものの、今シーズン内に復帰できれば御の字と言われるファン・ダイクの長期離脱を受け、来る冬の移籍市場に計画を早めたとされている。

 新戦力候補を挙げれば、枚挙に暇がない。イタリア・メディア『Football ITALIA』が、「知られざる宝石の一人だ」としてボローニャで活躍する日本代表DF冨安健洋の名を挙げたほか、英衛星放送『Sky Sports』は、RBライプツィヒのフランス代表CBダヨ・ウパメカノとシャルケのトルコ代表CBオザン・カバクとの交渉の可能性を伝えた。
 
 そうしたなかで、『Sky Sports』で解説者を務めるレッズOBのジェイミー・キャラガーは、RBライプツィヒでディフェンスリーダーを務める21歳の逸材ウパメカノをプッシュした。

「この夏にデヤン・ロブレンが出ていったため、今、リバプールのセンターバックは実質3枚だ。そのうちジョエル・マティプは怪我がちで、ジョー・ゴメスもまだ実力的に不安定。そしてファン・ダイクは長期離脱となった。間違いなく新戦力の獲得を早めなければいけないだろう。

 多くのチームが質の高いセンターバックを狙っているなかで、ファン・ダイクの穴埋めができる選手を探すのは簡単じゃない。だけど、ウパメカノは興味深いタレントだ。予算を前倒しにしてでも、来年1月に獲得を進めるべき選手だと思う」

 リバプールは来冬のマーケットで人気銘柄を射止めにいくのか。それとも現有戦力で戦い続けるのか。その動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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