去就が注目されるR・マドリー主将。クラブの方針を受け入れ単年契約を締結か、それとも退団か

2020年10月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

来年1月から他クラブとの交渉が解禁に

今シーズン終了後にR・マドリーとの契約が満了するS・ラモス。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのキャプテン、セルヒオ・ラモスの去就問題がにわかに注目されはじている。現行の契約は2021年6月まで。つまり、今シーズン終了後に契約満了を迎えることになる。

 チャンピオンズ・リーグでは昨シーズンに続き、自身が欠場した試合(シャフタール・ドネツク戦)でチームは手痛い敗北(2-3)を喫した。また、その直後に行なわれたクラシコではみずから獲得したPKを沈めて勝ち越しゴールを挙げるとともに、CBとしてしっかり最終ラインを統率。マドリーの勝利(3-1)に大きく貢献している。

 34歳になったいまも代えが利かないDFリーダーであり続けているS・ラモスの希望は、1年でも長くマドリーでプレーすること。同じく不動のレギュラーであり続けているスペイン代表では、来年にEURO、再来年にはワールドカップの開催が控えている。それらが終わるまでは、所属クラブの格を落とさず、トップコンディションを維持したいところだろう。
 
 宿敵バルセロナに所属するライバルで、スペイン代表では良きパートナーでもあったジェラール・ピケはつい先日、2022年までだったバルサとの契約を2024年まで延長した。

 しかしマドリーは、30歳以上の選手に対しては単年契約しか結ばない方針を取っており、実際、S・ラモスのかつての相棒であるペペ(現ポルト)は、その条件を受け入れられず退団している。

 他クラブとの交渉が解禁となるのは、契約満了の半年前。つまり、このままマドリーとの延長交渉に進展がなければ、S・ラモスは約2か月後の2021年1月から、他クラブと自由に交渉をできるようになる。

 単年契約を受け入れてマドリーに残留するのか、それとも退団か。S・ラモスから目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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