「みごとに変貌を遂げた」ズウォーレの日本人選手2名が現地で高評価! 中山雄太を指揮官が称賛、MOMには…

2020年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

中山、際ともにウィレムⅡ戦で奮闘

日本代表にも選出されている中山(左)。25歳の際(右)は右SBで存在感を示す。(C)Getty Images

 非常に荒れた一戦で、日本人プレーヤーふたりが輝きを放った。

 現地時間10月24日に行なわれたエールディビジ第6節で、ズウォーレはホームにウィレムⅡを迎えた。この試合で、先日行なわれた日本代表のオランダ遠征に参加した中山雄太は左SBで先発し、右SBにはファン・ウェルメスケルケン・際が入った。

 試合はスコアレスドローに終わったが、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となり、85分にはズウォーレが退場者を出し、PKを奪われるなど、危うく失点する場面も見られた。しかし、VAR判定により、ゴールは取り消されている。

 オランダ紙『DE STENTOR』は、「勝利はなかった。レッドカード、逆転PKの危機、失点という波乱に満ちたゲームは最終局面を経て0-0に終わった」と振り返りつつ、「ズウォーレの面々には進化が見られた」と称えている。

 同紙によれば、最近はアンカーとして出場していた中山は左SBで先発したが、DFブラム・ファン・ボレンが負傷で去った42分からはCBを務め、落ち着いた守備を見せた。コンビを組んだ相方のサム・ケルステンは「本物のリーダーになりつつある」と称え、ジョン・ステヘマン監督も「ユウタはまだ若いが、とても成長しているように見える。特に今シーズンは、本当にみごとに変貌を遂げた」と称賛したという。
 
 そして、右SBで先発した際は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。U-23日本代表選出の経験もある25歳のフルバックは、今シーズンも第4節から先発を確保している。

 翌日、際はMOMに選出されたことを自身のSNSを通じて報告。「前半良かっただけに勝点3が欲しかったですが、次に向けてまたいい準備します!!そしてマンオブザマッチ選出ありがとうございました」(原文ママ)というメッセージには、同僚GKミハエル・ツェッテラーが「瞑想」と「彗星」の絵文字で祝福しているほか、遠藤航(シュツットガルト)、宮市亮(ザンクト・パウリ)も「いいね」で反応している。

 ズウォーレは6試合を終えてリーグ9位につけており、次節は10月31日にアウェーでトゥベンテと対戦する。ここ2試合ほどドローが続くなか、3年目の中山、そして2年目となる際のさらなる奮起に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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