「S・ラモスは偉大なDFか?」仏有名誌のアンケートに本人ニンマリも、ファンは冷ややか「メッシに蹴りを入れるDFが…」

2020年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

仏有名誌の皮肉を込めたアンケートに…

メッシと対峙するS・ラモス。その存在感は確かに際立っている。(C) REUTERS/AFLO

 クラシコの波紋は広がり続けているようだ。

 現地時間10月24日に行なわれたラ・リーガ第7節で、バルセロナ対レアル・マドリーのクラシコが行なわれ、3-1で勝利したのはアウェーのマドリーだった。

 この試合で決勝点となった、マドリー主将のセルヒオ・ラモスが決めたPKについては、未だに議論が噴出している。59分、セットプレーの場面でクレマン・ラングレにユニホームを引っ張られて倒れたS・ラモスへのファウルが、VAR判定の末、PKと判断された。

 この判定に対して、バルサ陣営は試合後に怒りを露わにしているが、S・ラモスは「ラングレにユニホームを引っ張られた」とジャッジの正当性を主張。だが、バルセロナのファンに対しては、怒りに油を注ぐ事態となっている。

 そんななか、25日に仏有名誌『France Football』はウェブ上でアンケートを実施することを発表。「セルヒオ・ラモスは(すでに)偉大なDFであるか?」というものだ。
 
「彼は自身のポジションでサッカー界の最高であることを証明している。ペナルティキックで得点を稼ぎ(これは議論が噴出)、先日のクラシコではリオネル・メッシとの対峙でも存在感を示した。ただ一つ明らかなのは、DFがこれだけ試合に影響力を及ぼし、インパクトを与えることはめったにない。彼のキャリアは、フットボールの歴史の内でも最高のDFとして考慮する余地がある」

 同誌は公式SNSで投票を呼び掛けており、S・ラモス本人は引用RTで「フランス・フットボールに尋ねられることは光栄だ」と喜びを表明。マドリディスタも「君は最高のDFだよ」「GOAT(史上最高)だ」など称賛の声を寄せている。

 だが、一部のファンは辛辣だ。「自分を偉大だとでも?」「フランス語でダイブって何ていうか知っているか?」「歴史上の偉大な人物たちと肩を並べるだなんて、笑える」「バロンドールも取っていないくせに」「メッシに蹴りを入れるDFがベストなのか?」「倒れたときの写真を自分で見直してみろ」など、厳しいコメントで批判している。

 ちなみに投票は「Yes」か「No」で行なわれており、26日の時点では6400人以上が投票に参加し、前者が68%、後者が32%という結果となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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