【ACL3節】北京国安 2-0 浦和|開幕3連敗でクループステージ突破は厳しい状況に…

2015年03月17日 サッカーダイジェスト編集部

敵地で粘り強く守るも終盤に2ゴールを許す。

浦和は、直近のJ1リーグ2節・山形戦からスタメン5人を入れ替えて臨んだ。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は3月17日に3節が行なわれ、浦和は敵地で北京国安と対戦し、0-2で敗れた。浦和はグループステージ開幕から3連敗となった。
 
 浦和は、14日のJ1リーグ2節の山形戦からスタメン5人を入れ替え、1トップには石原を起用。3バックの中央に、公式戦ここまで5試合すべてに先発出場の那須に代えて永田を起用して臨んだ。
 
 試合は立ち上がりからホームの北京国安が果敢に攻め、ダムヤノヴィッチ、バタージャの両外国籍選手を中心に浦和を押し込む。11分にはダムヤノヴィッチに強烈なシュートを打ち込まれるも、守護神の西川が好セーブでなんとか凌いだ。
 
 北京国安の攻勢に、浦和は後手に回る展開となったが、カウンターから次第にチャンスを掴む。前線で脅威となったのはシャドーで起用された武藤で、20分には相手GKのセーブに遭ったもののペナルティエリア外から右足で惜しいシュートを放つ。さらに武藤は、31分にも後方からのフィードを絶妙なトラップで収めて抜け出すと、左足で放った鋭いシュートはGKの右を抜けたが、右ポストをかすめてわずかに外れた。
 
 その後も浦和は押し込まれながらも粘り強い守備で、前半を0-0で折り返した。
 
 後半も序盤は北京国安が攻勢に出る。55分、ダムヤノヴィッチがゴール正面から決定的なシュートを放つも、西川がビッグセーブでピンチを救う。61分にも再びダムヤノヴィッチがゴールエリア付近からシュートを放ったが、これは浦和守備陣が身を挺してブロックした。
 
 攻撃の糸口を見出したい浦和は64分、ボランチの鈴木に代えて高木を投入。さらに71分、負傷した武藤に代わって梅崎がピッチに入った。
 
 72分に浦和にビッグチャンスが訪れる。DFの永田がオーバーラップから右サイドの梅崎に展開すると、そのクロスに永田と石原がタイミング良く飛び込む。しかし、石原の頭をかすめたボールはそのままゴール左にそれてしまった。
 すると78分、浦和の守備に綻びが生じてしまう。北京国安の右からのクロスに反応したGK西川が果敢に飛び出すも、これを弾ききれない。そのこぼれ球を拾ったバタージャに西川の頭上を抜くシュートを決められ、北京国安に先制点を献上してしまった。
 
 同点に追いつきたい浦和は、80分に平川に代えてドリブラーの関根を投入して攻撃に打って出る。しかし、82分に石原が決定的なチャンスを逃すと、逆に84分にはカウンターからユ・ダバオに追加点を決められてしまう。
 
 結局、試合はこのまま0-2でタイムアップ。浦和はACL3連敗となり、グループステージ突破へ厳しい状況に追い込まれた。

■試合の結果
ACL3節 グループG
北京国安 2‐0 浦和
得点者/北=パタージャ(78分)、ユ・ダバオ(84分)
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