「アンフェアだ」バルサのPK批判にS・ラモスが反論!ジダン監督は「あってもなくても…」

2020年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官は「判定については話さない」

自ら獲得したPKを決め、決勝点を叩き出したS・ラモス。(C) Getty Images

 バルセロナ陣営は、判定への怒りを露にしている。レアル・マドリーは、勝負を分けたPKのジャッジが正しかったと主張した。

 10月24日に行われたラ・リーガ第7節、バルサ対マドリーのクラシコは、3-1でアウェーの後者が勝利した。決勝点となったのは、セルヒオ・ラモスのPKだ。

 59分、マドリーの主将はセットプレーの場面でクレマン・ラングレにユニフォームを引っ張られて倒れる。当初はプレーが流されたが、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入で最終的にPKと判断された。

 リプレー映像では、S・ラモスが倒される前にラングレを押していたように見える。それだけに、判定は議論を呼んだ。バルサのロナルド・クーマン監督は試合後に不服を表し、幹部のひとりはSNSで汚い言葉を用いて怒りを露にしている。

 だが、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は試合後に「審判がいる。彼が見て、PKを与えた」と述べるにとどまった(米スポーツチャンネル『ESPN』より)。

「わたしは決して判定について話さない。難しい仕事だ。(判定について話すのを)きょう始めることはない。彼が見て、笛を吹いた。それがすべて。それにかかわらず、われわれは勝利に値した。3-1だ。われわれはもっと得点する可能性もあった」

【動画】バルサ陣営は猛烈批判!物議を醸しているS・ラモスのPK獲得シーンはこちら
 また、S・ラモスも「確実にPKだ。ラングレは僕をつかんだ。それで審判を評価するのはアンフェアだよ」と強調している。

 いずれにしても、公式戦で2連敗していたマドリーにとっては大きな勝利だ。ジダンは「自信を取り戻さなければならなかった。これはそのための良い試合だった」と話した。

「みんながチームやわたしに対してアンフェアだったかどうか、わたしには分からない。だが、このチームには強い気質がある。人々を黙らせるためにここにいるのではない。われわれの仕事は自分たちがやっていることを信じ、団結することだ。きょうはそれができた」

 連敗でジダンの立場も揺らいでいると言われていたマドリー。敵地でクラシコを制したことで、"白い巨人"は上昇気流に乗ることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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