名古屋が「ウノゼロ」勝利で連敗を2でストップ!運にも見放された仙台は14戦未勝利で最下位脱出は叶わず

2020年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

直近5試合で道渕が先発していた右サイドには、関口訓充が起用された

今季3点目を決めた稲垣。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは10月24日、第24節の5試合と、前倒しで第28節の1試合を各地で開催した。パロマ瑞穂スタジアムで行われた名古屋グランパスとベガルタ仙台の一戦は、1-0でホームの前者が勝利を収めた。

 5位に付けるホーム名古屋は、前々節・川崎戦、前節・横浜戦と今季初の連敗を喫し中2日で仙台を迎える。来季から改修工事に入る"瑞穂"は休場までこの試合を含めてあと3試合。長らく親しまれたホームスタジアムでの勝利を目指す。

 8月8日の神戸戦以来13戦未勝利の仙台は、前節・浦和戦で0-6と大敗し最下位に沈む。さらに20日にはMF道渕諒平が「クラブの秩序、風紀を著しく乱した」として契約解除。直近5試合で道渕が先発として務めていた右サイドには、関口訓充が起用された。

 試合は、仙台に上手く攻撃機会を作られるシーンもあったものの、名古屋はGKを除く全選手が相手陣内でプレーするなどボールを握りながら攻め込む。50分の阿部浩之のミドルシュート、57分のマテウスのシュートと決定機を迎えるが、ともにGKに防がれる。

【動画】仙台の守護神・スウォビィクがビッグセーブ連発!
 
 名古屋は64分にFW山﨑凌吾と相馬勇紀を投入。すると、肋骨の骨折から復帰した相馬が起点となるり左サイドを攻略。タッチライン付近オ・ジェソクがクロスを送ると、ルーズボールにいち早く反応した稲垣祥がペナルティエリア内でシュート。相手DFに当たったボールがループ気味に飛んで、好守を連発していたGKスウォビィクを掻い潜る形でゴールネットに収まり、名古屋が待望の先制点を手に入れた。

 その後もチャンスを迎えた名古屋だったが、GKの好セーブに阻まれ追加点はならず。しかし、1点リードしたまま試合終了のホイッスルを迎え、1-0で勝利を収めた。

 この結果、名古屋は勝点を45に伸ばし、仙台は同13のまま、最下位からの脱出は叶わなかった。

 次節、名古屋は10月31日に鹿島アントラーズと敵地で第25節を戦い、仙台は28日、ホームに神戸を迎えて第30節を前倒し開催する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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