【選手権予選】中間報告|いよいよ今週末に代表2校が決定! 前橋育英、秋田商、帝京など名門・強豪がすでに敗退

2020年10月22日 高校サッカーダイジェスト編集部

波乱含みの各地区予選。昌平は浦和南と週末に激突

スーパープリンスリーグ東北で5戦全勝の青森山田(右)。選手権の覇権奪還を目ざす。写真:徳原隆元

 10月19日、日本サッカー協会は今年度も"選手権"を開催すると正式発表した。

 コロナ禍で夏のインターハイが中止、高円宮杯が延期・縮小となるなど、高校サッカー球児たちにとっては苦難の一年となった。選手権は予選も本大会も開催についてはさまざまな議論がなされてきたが、それでもなんとかほぼ例年通りの開催にこぎつけたのだ。

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 駒沢で行なわれていた開会式と開幕戦は実施せず、大みそかに1回戦が一斉スタート。全国48の代表校が首都圏8会場に散らばって戦うレギュレーションは変更なしだ。観客動員の規模をどう設定するのかなど、大会運営面ではまだ不明な点があるが、ひとまず選手やチーム関係者はほっと胸をなでおろしたことだろう。

 各都道府県予選はすでに佳境を迎えており、今週末にはいよいよ秋田(土曜日)と北海道(日曜日)で代表校が決定する。11月15日にピークを迎え、16日にはオンラインでの組み合わせ抽選会を開催。21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て全代表校が出揃う流れだ。

 予選では名門・強豪校の早期敗退が相次いでいる。県6連覇中の前橋育英は群馬予選のベスト16で敗退。桐生一との横綱対決で2-3と競り負けた。秋田では秋田商の県連覇が5で止まり、東京Bでは帝京が東京実に2-3で屈して8強の壁を崩せず。大阪予選では上位常連の関西大一がベスト32で姿を消し、昨年本大会で16強の今治東も愛媛予選3回戦で涙を呑んでいる。

 選手権連覇を狙う静岡学園(静岡)は11月1日の決勝トーナメント1回戦から、覇権奪還を目論む青森山田(青森)は今週土曜日の準々決勝からそれぞれ登場する。千葉の2強、流経大柏と市立船橋も今週末の2回戦からスタート。帝京長岡(新潟)や東福岡(福岡)などは初戦で圧勝スタートを飾っている。市立浦和、浦和東が敗退と、今年も群雄割拠の埼玉予選は土曜日にベスト16を開催。昌平vs浦和南、西武台vs浦和西といった好カードが組まれている。
 なお女子の選手権本大会は、いまだ日本サッカー協会から開催の正式発表はないものの、こちらも順調に予選のスケジュールを消化している。

 すでに出場を決めているのは6校。北海道から北海道文教大明清、北海道大谷室蘭、北信越から帝京長岡(新潟)、開志学園JSC(新潟)、福井工大福井(福井)の各校で、兵庫予選を制した日ノ本学園も関西予選の結果にかかわらず、開催県枠での出場権を確保している。こちらは11月22日の関東大会最終日で、全32校が出揃う予定だ。

構成●高校サッカーダイジェスト編集部

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