「最悪の一日だ」「ボローニャを裏切ることに…」冨安健洋のOGに伊紙が痛烈皮肉! 同情を示すメディアも

2020年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合終盤に決勝点となるOGを献上

思わずうなだれる冨安。自らのオウンゴールでサッスオーロに逆転を許してしまった。(C) Getty Images

 痛恨のプレーだったことは言うまでもない。

 現地時間10月18日に開催されたセリエA第4節で、ボローニャは本拠地でサッスオーロと対戦。互いに打ち合った末に3-4で敗れた。

 今節もCBで先発出場を果たしたボローニャの冨安健洋だったが、試合終盤に相手の決勝点に絡んでしまう。77分、相手DFギオルゴス・キリアコプロスが左サイドからグラウンダーのクロスを供給。これが自陣ゴール前にいた冨安に当たってゴールへと入ってしまったのだ。

 チームの逆転負けに繋がるオウンゴールをしてしまった冨安のプレーを地元メディアはどう見たのか。
 
 イタリア全国紙『La Gazzetta dello Sport』は、マッチサマリー内で「トミヤスは必死に戻ってきたが、ボールはゴールへと吸い込まれて、ボローニャを裏切る形となった」と綴れば、地元紙『Corriere di Bologna』は、「トミヤスは、素晴らしいプレーをした前半に敵陣でCKから得点機を迎えていた。後から考えれば、それを決めていればよかったのかもしれない。彼は最終的に中盤での守りのミスの代償を支払うことになった」と皮肉られた。

 シビアな評価が続いた一方で、同情的な意見も目立っている。イタリアのサッカー専門メディア『TUTTOmercatoWEB』は、寸評採点において冨安に「5」をつけたうえで、次のように綴っている。

「トミヤスにとっては最悪の一日だろう。しかしオウンゴールのシチュエーションは不運なものであり、彼に責任を被せるべきではない。この日の午後は日本人DFにとって非常に複雑なものになった」

 まさかの逆転負けに関与してしまった冨安。だが、4試合連続スタメンという結果が示す通り、プレーのクオリティーはイタリアでも確かな評価を得ており、次節のラツィオ戦では、より手堅い守りを披露したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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