「見下す行為だ」アグエロが女性副審へ“タッチ”した無礼をOBが酷評!「なぜカードが出ない?」

2020年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

グアルディオラ監督は擁護するも…

副審への行為が物議を醸しているアグエロ。(C)Getty Images

 現地時間10月17日に行なわれたプレミアリーグ第5節で、マンチェスター・シティはアーセナルとホームで対戦。23分にラヒーム・スターリングの挙げた1点を守り切って、1-0の勝利を収めている。

 リーグ戦3試合ぶりの白星をあげたシティだが、この試合で6月以来の復帰を果たしたセルヒオ・アグエロのある振る舞いが物議を醸している。

 42分、アグエロはゴールライン際で激しく競り合う。ボールはサイドラインを切ってスローインとなり、副審のシアン・マッシー・エリスはアーセナルボールと判断。これに抗議したアルゼンチン代表FWは、なぜか彼女の肩に手をかけて引き寄せるような仕草をしたのである。

 エリス副審は表情を変えずにアグエロを押しやったが、このシーンは瞬く間にSNS上で拡散され、多数の批判的な声が上がった。

 試合後の会見でジョゼップ・グアルディオラ監督は「皆、彼は私が今までにあった中で最も素晴らしい人物だ。こんなことではなく、ほかの問題を探ってくれないか」と擁護したが、OBからは厳しい声が挙がっている。
 

 解説番組に出演していた元イングランド代表FWのイアン・ライト氏は、この"事件"について「審判に触る必要はない!まったく不必要な行為だ」、「レフェリーを見下している」と痛烈に批判。英スポーツチャンネル『Sky Sports』に出演していた元同僚のマイカ・リチャーズ氏も、「彼は本当にあれをやる必要はなかった。審判には触るべきではないし、敬意を払わなければならない。彼女は最善の方法で対処したと思う」と苦言を呈している。

 ちなみにファンからの「なぜカードが提示されなかったのか?」という質問には、同番組に出演していた元プレミアリーグの審判であるクリス・フォイ氏が解説。「審判とプレーヤーが接触することは珍しいことではない。攻撃的なもの、対立するような振る舞いではなく、礼儀正しく行なわれている限りはレフェリーは行動を起こす必要はない」と述べている。

 アグエロは試合後、自身のSNSアカウントを通じてサポーターに戦線復帰と勝利の喜びを報告した。しかし、待望の復帰を喜ぶファンの声があがる一方で、レフェリーへの態度を問う声も多数寄せられ、せっかくの復帰戦に水を差す事態となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】抗議した後になぜかエリス副審に"タッチ"したアグエロの振る舞いはこちら

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