堂安律が”右足”で欧州王者バイエルンからブンデス初ゴール!チームは4失点完敗も強烈なインパクトを残す

2020年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂安は開幕から4戦連続先発

最強の相手から堂々のブンデス初ゴールを奪ってみせた堂安。(C) Getty Images

 現地時間10月17日に開催されたブンデスリーガ第4節で、日本代表MF堂安律の所属するビーレフェルトは、ホームで王者バイエルンと対戦し、1-4で敗れた。

 堂安が右ウイングで開幕から4試合連続先発出場を果たしたビーレフェルトは8分、レバンドフスキからペナルティエリア手前でボールを受けたミュラーのシュートで被弾。開始早々に先制点を奪われてしまう。

 その後はなんとか攻撃に出るも、欧州王者の堅い守備を前にチャンスを作り出せない。24分には、堂安がペナルティエリア内でパスを受け、ゴール前に持ち込むもシュートまでには至らなかった。

 するとその直後の26分だった。敵陣でボールを奪われると、最後はゴール前中央からレバンドフスキに強烈なシュートを叩き込まれ、追加点を与えてしまう。

 苦しくなったホームチームは、日本人レフティーが奮闘をみせる。33分にペナルティエリア右から中央へ切れ込むと左足一閃。低く放たれたシュートは枠をとらえるも、GKノイアーにキャッチされる。さらに43分にも同じような形からシュートを放つが、ここもドイツ代表守護神にキャッチされる。

 得点を奪えないまま迎えた前半アディショナルタイム1分に、またもレバンドフスキにゴールを許し、前半は0-3で折り返す。
 
 後半立ち上がり47分、ビーレフェルトにビッグチャンス。堂安が敵陣中央からディフェンスの間を抜く絶妙なスルーパス。反応したゲバウアーがGKノイアーと1対1の場面を迎えるも、決めきることができず。絶好機を逃してしまう。

 逆に51分には、レバンドフスキのクロスからミュラーにもこの日2点目を許す。

 4点差となり苦しくなった昇格チーム。しかし58分、何とか一矢を報いる。カウンターから一気に攻め込むと、堂安がゴール右でパスを受けペナルティエリアに侵入し、右足でシュート。これが鮮やかにゴールネットを揺らした。積極的なシュートを再三見せていた22歳が強敵相手にブンデスリーガ初ゴールを奪ってみせた。

 これで格段に動きが軽くなった堂安は続けて70分。ペナルティエリア内から左足で強烈なシュートを放つが、枠を超えてしまい2点目とはならない。

 結局それ以降は王者の牙城を崩せず、試合は1-4で終了。チームは大敗したものの、ブンデス1年目の堂安が、強烈なインパクトを放った。

 ビーレフェルトは次節、25日(日)にアウェーでヴォルフスブルクと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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