【FC東京】ショック。レアンドロが悪質行為により22節から3試合出場停止

2020年10月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

罰金30万円も

G大阪戦での悪質行為により、レアンドロは3試合出場停止となった。写真:サッカーダイジェスト

 Jリーグの規律委員会は、21節のG大阪戦で起きた行為に対してレアンドロ(FC東京)の処分を決定。その内容は、3試合の出場停止(10月14日の清水戦、18日の横浜FC戦、24日の横浜戦)と罰金30万円だった。

 10月10日に味の素スタジアムで行なわれたFC東京対G大阪戦(21節)での、レアンドロの以下の行為について、G大阪より極めて悪質な行為に関する申し立ての提出があった。ひとつは、53分、競り合ったあとにレアンドロがG大阪の選手の顔付近に肘を当てた行為。もうひとつは、68分、G大阪の選手と並走している際、レアンドロが左手で相手選手の顔を故意に殴打した行為だ。

 これを受け、Jリーグの規律委員会は映像を用いて検証。レアンドロにも事実関係を確認した結果、下記の事実を認定した。

 53分の行為について。悪質な行為と認定できるものではあるが、(審判が試合中に確認していたとすれば)退場処分を命じたであろう行為とまでは言い切れない。よって、極めて悪質な行為には該当しないと判断した。

 68分の行為について。並走時に相手競技者がいる反対側の左手を使い相手の顔を殴打する行為があった。また、その行為は極めて悪質かつ危険なものであり、(審判が試合中に確認できていたとすれば)退場処分を命じた行為であった。
 
 上記の事実関係の確認を踏まえ、日本サッカー協会の懲罰基準に照らして審議した結果、69分の事象を「極めて悪質な行為」と判断。「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」に相当するという理由で、3試合の出場停止およぼ罰金30万円の処分となった。

 今季のFC東京でレアンドロはここまで攻撃面において多大な貢献をしてきた。さあ、ここから後半戦というタイミングでの出場停止はチームにとっても大きなショックなはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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