【FC東京】「ベストメンバーで行く」長谷川健太監督はACL制覇に向け片道切符での戦いを覚悟!J1リーグ終盤戦については…

2020年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣清水戦では「西澤健太のキックの精度にも警戒が必要」

自身がJ1最終節で指揮を執れなくても全力でACLを戦うことを明言した長谷川監督。写真:滝川敏之

 FC東京の長谷川健太監督は10月13日、練習後にオンライン上で取材に応じ、次節の古巣、清水エスパルス戦、そして日程の決まったACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)への想いを語った。

 10月14の次節はホームでの清水戦。「(ジュニオール)ドゥトラにしてもカルリーニョス(ジュニオ)にしても非常に力のある選手。あとは西澤健太のキックの精度にも警戒が必要です」と強力な攻撃陣に注意を呼び掛けた。

「我々には残り10試合しかないので、どの相手というよりも目の前の1試合1試合に集中していかないといけない。どこが相手だろうと勝点3を取ることに全力を尽くしていかないといけない」と個別の対策よりも自分たちのサッカーを貫くことが大切だという。

 現在勝点44で2位をキープしているFC東京だが、首位川崎フロンターレとは同15差。さらに2試合も消化試合が多く、同2差に迫るセレッソ大阪、同3差で追っているガンバ大阪のほうが近い。

 長谷川監督も終盤戦に向け、「特に今シーズンは他のチームよりも先に終わる可能性もあるので、少しでもアドバンテージを取れれば」と少しでもACL参加前にリードを広げておきたいという。
 
 ACLはドーハでの開催及び日程が発表された。FC東京は11月24日の上海申花(中国)戦から12月3日までグループステージの残された4試合を戦う。

 決勝はJ1リーグ最終節と同日の12月19日開催。さらに、帰国後14日間の待機措置が緩和されていなければ、12月6日、7日に行なわれるラウンド16を戦った時点で参加メンバーは最終節に出場できなくなる。

 それでも指揮官は、「ベストメンバーで行くつもり」と語り、J1リーグ最終節に自身も含め出場できない可能性があっても「そういう状況になれば残りのメンバーとユースでやる」と例え片道切符になったとしてもACLを戦い抜くという。

「日本のJリーグを代表して出ているわけですから、しっかりとした戦いを示してきたい」

 就任3年目の長谷川健太監督はそう力強く意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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