表面化した課題をどう修正するか。コートジボワール戦に向け、吉田麻也は「やりたいこと、やれること」にトライする覚悟

2020年10月12日 サッカーダイジェスト編集部

「活動している時にできる限り刷り合わしていかなければいけない」

コートジボワール戦に向けて、吉田は「いろいろトライして、ぶつかっていきたい」と気合いを入れる。(C)Getty Images

 スコアレスドローに終わったカメルーン戦。勝てはしなかったが、無失点に抑えられたことは悪くない結果だろう。

 守備の面で前からのプレスが上手くハマらず、相手のビルドアップに手こずる部分はあった。10月12日のオンライン取材に応じた吉田麻也は「約1年、一緒にやっていなくて、自分たちのチームのやり方が染みついていて、パッと来て、短い時間で合わせるのは非常に難しいと思う」と振り返る。

 それでも、代表チームは「能力の高い選手」の集まりだと考えている。ゆえに「理想は高く持って、活動している時にできる限り刷り合わしていかなければいけない」と表情を引き締める。

 今回の10月シリーズの1試合目で課題が浮き彫りになったことはある意味、好意的に捉えている。「2試合目に修正してトライする、もしくは11月にまたやっていけるのは、ポジティブな要素でもあるのかなと思う」。上手くいかない試合があったとしても、そこから「自分たちが得るものを得て、次に活かしていくのが大事」と強調する。

 13日にはコートジボワールとの一戦が控える。吉田は「非常に良い相手だと思うし、タフな相手だと思う。そういう緊張感があるなかでトライできるのは、より実戦に近い形で試せるんじゃないかと思う」と展望する。
 
 コートジボワールの印象については、次のように語る。

「監督が代わってまだ2試合目で、探り探りのところはあるかもしれないですけど、どんなチームも監督が代わったあとは、全員の選手が高いモチベーションで戦ってきますし、アフリカ勢の中では突出して、ヨーロッパでプレーしている選手も、経験も豊富な選手も多い。能力が高い選手がいるのは分かっています」

 間違いなく強豪国であり、吉田も「こういう相手とコンディションが良い状態で試合ができるのは、絶好のチャンス。やりたいこと、やれること、いろいろトライして、ぶつかっていきたい」と気合いを入れる。

 限られた代表活動のなかで、確かな手応えを感じられる戦いを期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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