「あの時の自分よりいまの方が…」コパ・アメリカから1年4か月、板倉滉が感じる自身の成長「とにかくいまは試合に出る」

2020年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すごい気持ちは高ぶっています」

板倉がヨーロッパでの確かな成長を口にした。©JFA

 2020年の初戦・カメルーン戦を終えた翌日の10月10日、日本代表DF板倉滉がオンライン取材に応じ、A代表選出への思いと、自身のヨーロッパでの成長を語った。
 
 ベンチスタートとなった9日のカメルーン戦では、途中出場も期待されたが、最後までピッチに立つことなく試合終了の笛を聞いた。次戦は13日にコートジボワール戦を迎えるが、東京五輪世代の若武者は、出場へ意欲を燃やしている。
 
「昨日の試合は、出場こそできなかったですけど、やっぱりこうやって久々に代表活動にきて、すごい気持ちは高ぶっていますし、やっぱり昨日の試合を見て、試合に出たいという思いが強くなった。次の試合に出れるかは全然分からないですけど、いつ出場機会がきてもいいような準備をしておきたいと思います」
 
 欧州組限定となった今回の招集メンバ―には東京五輪世代が7人。A代表での経験は、4年に1度の大舞台での躍進につながると板倉は語る。
 
「やっぱりA代表で得るもの、感じるものは大きいと思うし、そこは間違いなく糧になっていくと思います。自分としてはA代表で試合に出ることが東京五輪へのプラスにもなっていくと思うので、そこはぶらさず、とにかくいまは試合に出るというところだけを考えてやっています」

 昨年6月、自身初のA代表選出となったコパ・アメリカでは、「個々の勝負のところでの力のなさっていうところはすごく感じた」と課題を告白。それでもここ1年間、海外での厳しい環境に揉まれ、昨シーズンはオランダ1部のフローニンヘンでリーグ戦22試合に出場するなど、徐々に評価を高めてきている。
 
「間違いなく言えるのは、あの時(コパ・アメリカ)の自分よりいまの方が良いとは思っています。なので、あとは本当に試合に出てそれを発揮する。そこが自分にとって大事なことです」
 
 自身の成長に手応えを感じている板倉は、「A代表で試合に出る」と自身に言い聞かせるようにそう何度も口にした。3日後に迫るコートジボワール戦で、その真価を示したいところだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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