ルヴァンカップ敗退から中2日の川崎がリーグ9連勝を達成!エース小林のゴールを守り切り仙台に1-0で勝利

2020年10月10日 本田健介(サッカーダイジェスト)

試合終盤は仙台が攻め込むも…

三笘のスルーパスから冷静にゴールを奪った小林。チームを勝利に導いた。写真:徳原隆元

[J1第21節]川崎1-0仙台/10月10日/等々力

 J1の21節が10月10日に行なわれ、等々力陸上競技場では川崎と仙台が対戦した。

 川崎は敗れたルヴァンカップ準決勝のFC東京戦から中2日のゲーム。システムは変わらずに4-3-3も先発は8人を入れ替えた。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右からD・マテウス、山村、谷口、車屋、中盤はアンカーに田中、インサイドハーフに中村、大島、3トップは右から旗手、小林、三笘の並びとなった。

 一方、仙台は4-4-2。GKはスウォビィク、4バックは右から柳、アピアタウィア久、マテ、パラ、ボランチは中原、椎橋、サイドハーフは左は関口、右は道渕、2トップは山田、ゲデスが入った。

 ルヴァンカップの連覇を狙っていた川崎は仕切り直しの一戦。先発出場した中村や、大島を軸に丁寧にボールを回し、今季、狙いとしている相手ペナルティエリアのニアゾーンの攻略を見せる。

 17分には大島の素晴らしいスルーパスに抜け出した小林がGKスウォビィクと1対1を迎えるも、これはスウォビィクがセーブ。その後も川崎が攻め込み、守備ブロックを築く仙台がカウンターを狙う展開が続く。

 川崎はなかなかゴールを奪えなかったが、41分にエースが仕事を果たす。三笘のスルーパスをエリア左で受けた小林はDFと競りながら、GKの股を抜く冷静なフィニッシュでネットを揺らした。前半はこのゴールで川崎が1-0のリードで折り返した。
 後半もまずは川崎がチャンスを作る。48分には相手のミスから小林が狙い、51分の中村の直接FKはバーに阻まれる。さらに57分には左SB車屋のクロスに小林がニアで合わせるも、ポストに嫌われた。

 すると試合終盤は選手交代を活用した仙台が右サイドから攻め込む。79分には途中出場のFW長沢がポスト直撃のシュートも放ち、直後にはゲデスがヘッド、そして84分には右足で狙う。だが、川崎は落ち着いて逃げ切り、1-0で勝利。リーグ9連勝を飾り、勝点を59に伸ばした。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事