「明らかに主人公」「ここじゃ遅すぎる…」強敵撃破に貢献も本田圭佑に“王国”ブラジルで賛否両論!

2020年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

本田とボタフォゴが抱える課題とは?

パルメイラスを破ったチームに貢献した本田だが、そのパフォーマンスには賛否両論が起きている。 (C) Getty Images

 日本サッカー界のカリスマが、復帰戦に臨んだ。

 10月7日(現地時間)、ブラジル全国選手権(セリエA)第14節で、ボタフォゴはホームでパウメイラスを2-1と下した。

 この強敵撃破に小さくない貢献をしたのが、本田圭佑だ。左足首の捻挫により直近3試合で欠場していた背番号4は、2列目の右サイドで奮闘。スコアレスで迎えた47分には、自らが起点となり、ペドロ・ラウールの先制点を呼び込んだ。

 74分に退くまで攻守で貢献した本田への評価は上々だ。ブラジル最大のメディア『Globo』は、「ホンダはボタフォゴを進化させる」として、安定感のあったパフォーマンスを次のように称えた。

「怪我からカムバックした日本人は、ラファエウとカイオと同じく創造性を発揮する自由を与えられた分、守備のタスクは軽減された。そのおかげもあり、ナンバー4はチームの中盤を完全に支配した。ホンダは相変わらずスピードが遅いという課題を抱えているが、あきらかにこの試合の主人公の一人だった」
 
 だが、地元サポーターはもう少し違う役割でのプレーを期待しているようだ。『Globo』は、SNSでファンから相次いだメッセージを紹介している。

「ホンダにはスピードがなく、ゴールに直結するようなプレーは少ない。だが、彼のクオリティーは誰よりも優れている。彼が後方でプレーすれば、チームはより効率よく回る」
「90分を通してみれば、行方不明になる時間もあった」
「細かいクオリティーやパスの精度はチームでもトップレベルだが、ブラジルで2列目をやるには遅すぎる。ボランチならより活きるはず」
「10番の役割では機能しないかもしれない。彼が下がってきてプレーした時の方がチームは良かった」

 賛否両論の評価を受けた本田。鳴り物入りで加入しただけに、何をしても注目されるのは致し方ないところだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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