「クボはいずれ爆発する」久保建英の“冷遇問題”をビジャレアル番記者はどう見ているのか?

2020年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕5試合で与えられた出場時間はわずか54分

久保の起用法を巡る問題は現地スペインでも取り上げられている。(C) Rafa HUERTA

 現地スペインを賑わせているのが、久保建英の「冷遇問題」だ。

 ウナイ・エメリ監督のラブコールを受け、数あるオファーの中から、ビジャレアルへのレンタルを選択した久保だが、開幕5試合で与えられた出場時間はわずか54分。いずれも、試合終盤での投入となっている。

 この状況を危惧した保有元のレアル・マドリーが、「1年のレンタル契約を途中で破棄する可能性を検討しはじめた」と一部メディアが報じるなど、ただならぬ事態になっているかに思われた。

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 だが、10月8日にスペイン紙『AS』に掲載された記事で、『サッカーダイジェストWeb』にも寄稿してくれているビジャレアル番のハビエル・マタ記者は、「マドリーがレンタル契約を一方的に打ち切る条項はない。出場時間が少ないことに関するクレームもきていない」と断言。そして、日本の19歳の現状についてこう綴っている。

「ビジャレアルはクボの状況を静観しており、遅かれ早かれ爆発すると確信している。エメリ監督はこの日本人を成長中の選手だと見ており、これからシーズンを通して重要な戦力になると考えている」

 実際、エメリ監督自身も、「(スタメン起用には)プロセスというものがある。タケは日々成長しているところだ」と語り、まだチームにフィットさせている段階であると強調していた。

 今月22日にはヨーロッパリーグも開幕し、二足の草鞋を履くことになるビジャレアル。久保の出場時間も自ずと増えていくはずだ。日本の至宝の"爆発"に熱視線が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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