「レオが叫んだ!」南米予選勝利にメッシが抱いていた熱き想い!「僕は全てのアルゼンチン人のために…」

2020年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「レオ・メッシのキャプテンとしての叫びは…」

久々の代表戦で存在感を放ったメッシ。試合後には母国への熱き想いを打ち明けた。 (C) Getty Images

 現地時間10月8日に開催されたカタール・ワールドカップに向けた南米予選の開幕節で、アルゼンチンは1-0でエクアドルとの接戦を制した。

 難敵との一戦でセレステ・イ・ブランコ(アルゼンチン代表の愛称)を勝利に導いたのは、10番のリオネル・メッシだった。13分にルーカス・オカンポスが倒されて得たPKを難なく決め、決勝弾となる先制ゴールをもたらしたのだ。

 ロシア・ワールドカップ後から世代交代を指摘され、過渡期にあるとも言われているアルゼンチン。そんななかで、変わらない存在感を示したメッシを母国メディアも褒めちぎっている。全国紙『Ole』のセルジオ・マフェイ記者は、「レオが叫んだ」と銘打った記事で、次のように絶賛した。

「いまだ改善の必要があり、批判の余地はあるが、アルゼンチンは良い兆候を見せ始めている。とくにメッシはスペースを見つけるようになったことは大きな変化だ。彼がそうなれば、この代表はどんなライバルでも打ち破れる。レオ・メッシがこの試合を通して見せたゴールとチャンスの創出、キャプテンとしての叫びは、代表が決して強さと精神力を欠いていないことを示していた」

 当の本人も今回の勝利に感慨深い想いを漏らしている。試合後のフラッシュインタビューで、次のようにコメントした。
 
「誰にとっても……、とくに僕らアルゼンチン人にとっては複雑な年だった。だから、この試合でのプレーと勝利で多くの人々に喜びを与えることができて、少し安心している。誰にとっても今が困難な時であることを理解していたから、全てのアルゼンチン人のために勝ちたかった」

 さらに「勝って始めることが重要だった」と説いたキャプテンは、チームに発破をかけることも忘れなかった。

「僕は南米予選の難しさを知っている。全ての試合が難しいものだ。今日は代表で1年近くプレーしていなかったなかで勝つことが重要だった。ただ、ここからもっと成長を続けていかないといけない」

 値千金のゴールで勝利を呼び込んだアルゼンチンのクラックは、次なる試合でも母国を勝利に導けるのか。現地時間10月13日に敵地で行なわれるボリビア戦の行方に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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