「マドリーは怒っている」ついに久保建英のレンタル打ち切りを検討か?「冬に主役になれるクラブへ」と現地報道

2020年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「現状はプランとかけ離れている」

現地スペインでも久保の起用法を巡る問題は話題となっている。(C) Rafa HUERTA

 ついに"保有元"も動き出したようだ。

 現地時間10月7日、スペイン紙『Mundo Deportivo』は、レアル・マドリーが、久保建英のビジャレアルへのレンタル契約を打ち切りにするかもしれないと報じた。

「マドリーはクボを"追いやった"ビジャレアルに腹を立てている」と見出しを打った記事のなかで、ラジオ局『Radio Marca』の情報として、「ビジャレアルがクボに数分しかプレー時間を与えないため、マドリーの上層部が冬にレンタル契約を破棄する可能性を検討しはじめた」と伝えている。

 マジョルカでのリーガデビューシーズンで10代とは思えないインパクトを残した日本の至宝は、引く手あまたのなか、ビジャレアルへのレンタル移籍を選択した。選手側にとっても、保有するマドリーにとっても決め手となったのは、獲得を熱望し、熱心に口説いたウナイ・エメリ監督の存在だった。

 だが、そのスペイン人指揮官から与えられた出場時間は、開幕5試合でたったの54分だ。1試合平均では10分程度しかない。

【動画】ファン熱狂!久保建英が決めた超絶ヒール弾はこちら
『Mundo Deportivo』紙は「マドリーにとって、クボは最も注意深く扱っている新たな至宝のひとりであり、彼の成長が停滞するのを防ぎ、将来的にファーストチームの重要な一員となるように努めている」と説明。現状は"白い巨人"が持っていたプランとは「かけ離れている」と指摘し、こう続けた。

「次の冬の移籍市場が開いた時、この状況が変わらない場合は、マドリーはクボをメインキャストになりうるチームに連れて行く」

 10月22日からはヨーロッパリーグも始まるため、ターンオーバーで久保の出場時間も自ずと増えていくだろう。そこで指揮官にどれだけアピールして序列を上げられるか。マジョルカの時がそうだったように、チャンスを与えれば、この19歳は必ず結果を出してくれるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】ファン熱狂!久保建英が決めた超絶ヒール弾はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事