「スールシャールはパッとしない」今季も躓くユナイテッドを大物OBが叱咤! 「勝者のリーダーが必要」

2020年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

問われる指揮官のパーソナリティー

現役時代の古巣の再建を託されたスールシャールだが、その道筋はいまだぼやけた状態が続いている。 (C) Getty Images

 6ゴールを許しての大敗に、ショックを受けたファンは少なくない。

 マンチェスター・ユナイテッドは10月4日に行なわれたプレミアリーグ第4節で、トッテナム・ホットスパーに1-6と惨敗した。その結果、開幕から3試合で11失点を記録し、1勝2敗で暫定16位。名門の船出は厳しいものとなっている。

 レジェンドOBのひとり、ドワイト・ヨークは、ユナイテッドにリーダーシップが足りないと感じているようだ。だからこそ、オレ・グンナー・スールシャール監督が"鉄拳"を振るう必要があると訴えた。

 かつて共にプレーしたヨークは、英メディア『talkSPORT』で、「監督はエネルギーを注入できると信じなければいけない。少しパッとしないよ。何人かリーダーが必要だ。サッカーではピッチに勝者が必要なんだよ。安定的土台がないと、1歩進んで2歩下がるようだ。安定するための道を見つける必要がある」と話している。
 
「スールシャールが首根っこをつかんでチームを叱咤するかは分からない。彼はロイ・キーンじゃない。マネジメントのスタイルが異なるからね。だが、私は、少なくとも厳しい言葉を彼に期待したい」

 さらにヨークは、「スールシャールは選手たちが不確実な状態じゃないようにして、彼らに役割を果たさせなければいけない」と続けている。

「キツい言葉がいくつか出てくるはずだ。我々はオレのそういう一面を見ていない。しかし、私は、彼にも自分の中にそういう容赦ないところがあるはずだと確信している」

 現役時代に「童顔の殺し屋」の愛称で親しまれたスールシャールは、ユナイテッドを引き締めることができるのか。少なくともインターナショナルウィーク後の17日にニューカッスル戦では、強いパーソナリティーを見せつけることが求められそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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