【日本代表】「僕にとってはアイドル」GK権田修一は憧れの川口能活との合宿を歓迎!親善試合の目標は…

2020年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

GK3人も含めて“オール欧州組”

写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は10月7日、オランダ遠征での合宿3日目を迎えた。

 オンライン上での取材に応じたGKの権田修一は「日本のトップ・オブ・トップの選手と一緒に練習できるのは目標というか、これ(代表での活動)を自分のなかでの目的意識に持って海外に移籍した」と1年ぶりとなる代表活動への想いを吐露。さらに、「常に代表というものを意識しながら普段生活していたので、そこは参加できて嬉しいと同時に、責任感を感じますね」と強い意欲を示した。

 国内組が不参加となった今回のメンバーでは、GK3選手も含めて"オール欧州組"だ。権田は自らの置かれた状況も踏まえて、さらなる飛躍を誓う。

「ダン(シュミット・ダニエル)とも話していたんですが、二人ともクラブで出れていない状況で、海外でプレーするのは簡単じゃないと。それと同時に日本代表でやる以上、試合に出ていないといけないという話をしたばかりです。(川島)永嗣さんは逆にヨーロッパリーグでも出てるし、いろんな高いレベルでプレーしている。僕は海外でも経験があるわけじゃない。これから積み重ねていかないといけないとすごい感じていますし、日本のGKはこれだけできるんだよというのを見せて、もっと地位を上げていかなければならないと感じています」
 
 久しぶりの代表活動で権田が期待することは他にもある。今回の遠征ではメンバー以外にも実際になかなか活動できていない五輪代表のスタッフも帯同している。その中の一人が川口能活GKコーチだ。

「能活さんは、子供のころからずっと目標としていた選手で、下田(崇GKコーチ)さんもそうですけど、ずっと子供の時に見ていた選手がこうやってコーチになって、その人からアドバイスをもらえるというのは自分にとってもすごいこと。選手としてもプラスになりますけど、純粋に人としても嬉しいです。僕にとってはアイドルのような方なので」と照れた。

 自身のキャリアなどについても憧れの川口コーチに相談したいというが、「ただ、到着したのは一昨日の深夜で、ディスタンスをとって普段生活をしているので、食事の時間でも難しい時もある。昨日はパッと練習してパッと上がったので、どこかでそういうチャンスを見つけて聞きたいと思います」と今回の目標の一つとしているという。

 日本は、ワールドカップ・アジア2次予選では未だ無失点。今回のカメルーン、コートジボワールとの対戦でも無失点を貫けるか。守護神の安定したパフォーマンスが不可欠なのは言うまでもないだろう。

 権田は「予選がいつから始まるか分からないですけど、今回のこの2試合は、ワールドカップで結果を残すための2試合だと思うので、そのために有意義に使えたら良いなと思います」と久しぶりの代表活動に意欲を見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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