「マジョルカの二の舞いになる」久保建英を冷遇するエメリ監督にスペイン人記者が苦言!「最高の選手と気付いた時には…」

2020年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1時間足らずしかプレーしていないのは理解できない」

開幕からベンチスタートが続いている久保。(C) Rafa HUERTA

 久保建英の"冷遇問題"が波紋を広げている。

 激しい争奪戦の末に、ビジャレアルへのレンタルが決定した久保だが、ここまでウナイ・エメリ監督から与えられたプレータイムは、5試合で54分。いずれも試合終盤の投入となっている。

 この起用法には、とりわけ保有元であるレアル・マドリー寄りのメディアは、エメリ監督に対して、「冗談としか思えない」「理解できない」といった批判的な論調を展開している。

 そんななか、マドリードに拠点を置く『Radio Marca』で、ジャーナリストのラウール・バレラ氏もこの問題に言及した。系列の『Marca』紙が伝えたところによれば、バレラ記者は「3(実際は13)、5、16、15、5。これは、電話番号やアカウント、私の甥の年齢ではない。日本のクボのビジャレアルでのプレータイムだ」と語り、久保が出場時間を与えられていない現状を嘆いている。
 
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「モイ・ゴメスやイボーラ、パコ・アルカセル、チュクウェゼといった選手たちが素晴らしいパフォーマンスをしているのは分かる。だが、リーグが開幕して1か月で、クボが1時間足らずしかプレーしていないのは理解できない」

 そして、マジョルカでの昨シーズンもシーズン序盤は出番が少なかったが、最終的にチームの中心となったことを引き合いに、こう警告している。

「(マジョルカの指揮官だった)ビセンテ・モレーノが『クボがチームで最高の選手』と知った時には、マジョルカはすでに2部に降格していた」

 久保の能力に早く気付かないとビジャレアルは手遅れになる――。その声は、エメリ監督に届くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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