フィオレンティーナの逸材キエーザが“禁断の移籍”! ユーベが移籍市場最終日に総額62億円で獲得

2020年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

元イタリア代表FWを父に持つサラブレット

フィオレンティーナでは腕章を巻く試合もあったキエーザが禁断の移籍を決断した。 (C) Getty Images

 絶対王者がカルチョ・メルカート最終日に"禁断の移籍"を締結させた。

 現地時間10月5日、ユベントスはフィオレンティーナからイタリア代表FWのフェデリコ・キエーザを買い取り義務付きの2年レンタルで獲得したことを発表した。

 公式サイトによれば、ユーベは1年目に300万ユーロ(約3億7500万円)、2年目に700万ユーロ(約8億7500万円)をそれぞれ支払い、レンタル期間終了後の2022年6月に4000万ユーロ(約50億円)で獲得する契約を交わしたという。
 
 現在22歳のアタッカーは、サンプドリアやパルマなどで活躍した元イタリア代表FWのエンリコ・キエーザを父に持つサラブレットだ。2016年にその父もプレーしたフィオレンティーナの下部組織から昇格してプロキャリアをスタートさせて以来、日進月歩で成長を続け、昨シーズンはセリエAで10ゴール・6アシストを記録していた。

 かねてからステップアップを望み、昨夏にもユーベと個人合意に至っていたキエーザ。その際には、フィオレンティーナの新オーナーになったロッコ・コンミッソ会長の意向によって破算に終わっていたが、1年後に希望を叶えた。

 しかし、1990年にクラブのアイドルだったロベルト・バッジョを引き抜かれて以来、フィオレンティーナのサポーターたちにとってユーベは"憎き相手"だ。それだけにこの「禁断の移籍」も物議を醸しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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