ドイツの絶対王者バイエルンが移籍市場最終日に駆け込み補強! D・コスタら実力派3選手を手中に収める

2020年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

シュポ=モティングとロカら実力者を駆け込みで補強

バイエルンは3年前にユベントスへ退団したD・コスタを再び迎え入れた。 (C) Getty Images

 移籍市場のデッドラインデーにドイツの絶対王者が動いた。

 現地時間10月5日、バイエルン・ミュンヘンは、パリ・サンジェルマンに所属していたカメルーン代表FWのマキシム・シュポ=モティングをフリートランスファーで獲得。さらにユベントスのブラジル代表MFドグラス・コスタを1年の期限付きで、マルセイユのフランス人SBブナ・サールを完全移籍で、それぞれ獲得したことを発表した。

 前人未到のブンデスリーガ9連覇とチャンピオンズ・リーグ連覇を目指すドイツの絶対王者にとっては願ってもない補強だろう。

 まず、リーグ・アンやプレミアリーグで活躍した実績を持つシュポ=モティングは、懸案事項であった絶対的エースであるロベルト・レバンドフスキのバックアッパーとしてうってつけの存在だ。2007年から約10年間に渡ってブンデスリーガでプレーした経験からドイツへの適応にも不安はない。
 
 また、D・コスタの3年ぶりの復帰によって、インテルからの買い取りを目指していたイバン・ペリシッチとの交渉が失敗に終わったウインガーの拡充に成功。かねてからレロイ・ザネ、キングスレー・コマン、セルジュ・ニャブリに新戦力を加えた"4人体制"を望んでいたハンジ・フリック監督の希望にも沿った形だ。

 また、サールは、ウイングを主戦場にしながらも、右サイドバックもこなせるマルチなタレントだ。マルセイユでは日本代表DFの酒井宏樹と定位置争いを繰り広げたこともある。

 加えてバイエルンは、4日にエスパニョールからスペイン人の司令塔マルク・ロカを移籍金900万ユーロ(約11億2500万円)で獲得しており、今夏にリバプールへ移籍したゲームメーカーのチアゴ・アルカンタラの穴埋めも成功させている。

 まさに駆け込みで、ピンポイントで実力者を手中に収めたバイエルン。そのネゴシエーションの巧みさは、やはりあっぱれというほかにない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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