久保や堂安は「意識していない」「自分は自分」ベルギーで飛躍する伊東純也、アフリカ勢2連戦へ静かな闘志

2020年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベルギーで試合にも絡めているし…」

オランダの地でも活躍が期待される伊東。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は10月5日、オランダで行なわれるカメルーン戦(9日)、コートジボワール戦(13日)に向け活動を開始した。この日行なわれた代表選手のオンライン会見では、ベルギー1部・ヘンクの伊東純也が出席し、試合前の意気込みなどを語った。

 伊東はまず「コロナの状況でしょうがないっていうのはあるが、早くやりたいなっていう気持ちはあった」と久々の代表戦へのモチベーションの高さを見せると、自身の現在の状況については「ベルギーで試合にも絡めているし、状態は悪くないかなと思う」と分析。

 開幕から全試合でフル出場を続ける、欧州での充実した戦いぶりを窺わせた。そして続けて、ベルギーの地で磨きがかった部分についても具体的に説明した。

「ドリブルの部分で縦に行くのはもちろんだが、間で受けたりっていうのをやらなきゃいけない場面が多かったので、そういうところは成長したかなと思う」

 サイドのイメージが強い伊東だが、中央に回る機会も増えたことで得られた確かな手応えを明かした。さらには「ベルギーのサイドバックは対人が強い選手が多いので、そういうところでも自分の良さが通用したのは自信になっている」とも話し、アフリカ勢を相手に戦う2連戦に期待が高まる感想も口にした。

 そして話は、同じ攻撃的な右サイドを主戦場とする19歳の久保建英や22歳の堂安律の話題にも。
 
「あんまり意識してないけど(笑)。2人とも若くてテクニックがある選手だと思う。でも自分には自分の持ち味があると思うので、そういうところは出していければいいかな」

 2人の若き才能を認めたうえで、27歳は「あくまで自分は自分」と冷静に語った。

 ロシア・ワールドカップで敗れた因縁の相手、ベルギーの地で奮闘を続け、その名を轟かせている"Ito"。今回の遠征でも大いに活躍し、隣国オランダの地にもその名を知らしめたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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