“悪夢の大敗劇”に最強CBファン・ダイクも「全員に失望してる」と嘆き節…。レッズ立て直しへ強烈なゲキも

2020年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日みたいな負け方はキツい」とポツり

痛恨の7失点に思わず頭を抱えるファン・ダイクは、正直な胸の内を明かした。 (C) Getty Images

 現地時間10月4日に行なわれたプレミアリーグ第4節で、敵地でアストン・ビラと対戦したリバプールは、2-7とまさかのスコアで敗れた。

 肩の負傷で離脱した守護神アリソンの代役アドリアンのミスによって開始早々4分に崩れたリバプールは、最後まで高いインテンシティーを保ったアストン・ビラに苦戦。持ち味の"ゲーゲンプレス"は見る影もないまま、クラブとしては1963年4月のトッテナム・ホットスパー戦以来の7失点での敗戦を喫した。

 ユルゲン・クロップ監督が、「明らかにミスが多かった。適切な守りができなかった」と嘆いた守備の崩壊に、レッズの最強CBは何を思っているだろうか。試合後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに応じたフィルジル・ファン・ダイクは、「今日みたいな負け方はキツイよ……」と心境を明かした。

「何よりもアストン・ビラが見事だった。だからまずは彼らにふわさしい賞賛を与えなければならない。彼らのプレーは、僕らが最初から最後まで100%にならなかった理由のひとつだった。

 ただ、失点シーンだけでなく、チャンスの場面でも僕らはもっとうまくやるべきだった。全体的にいえば、全員に失望している。こんな失点数で負けてはいけない。とにかく全員が結束して、こんなことが二度と起きないようにするのが大事だ」
 
 神妙な面持ちで、そう振り返ったオランダ代表DFは、「チームの全員が多くの大きな間違いを犯したんだ」とチームに対して、辛口の叱咤激励を発している。

「ビラから称賛を奪うことはできない。けど、僕らはもっと絶対的にならないといけない。試合のあらゆる面でもっとうまく振る舞うべきなんだ。今日の結果でクレイジーになって、自分たちを見失わないことが大事だけど、これまで以上にギアを上げて、ステップアップしなければいけない。(3-1で勝利した)アーセナル戦と今日のパフォーマンスの差はあまりにもありすぎた」

 悪夢の7失点を喫し、悔恨の念を漏らしたファン・ダイク。彼の言葉通りにレッズは、より一層のステップアップを図れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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