歴史的惨敗の翌日、マンUがカバーニら5人の新戦力の獲得を発表! 有力視されたサンチョ、デンベレは…

2020年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍市場がクローズする5日に続々と契約

ユナイテッド加入が決まったカバーニ(左)とテレス(左)。(C)Getty Images

 現地時間10月5日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場がクローズする最終日に、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニら5人の獲得を発表した。

 ベンフィカやアトレティコ・マドリーなどへの移籍の噂が取り沙汰されていたカバーニは、最終的に初のプレミア挑戦を選択。33歳のベテランストライカーは「新たな歴史を創りたい」と意気込んだ。契約は1年+1年の延長オプション付きで、背番号は「7」をつける見込みとなっている。

 そのカバーニよりも2時間ほど前に加入が明かされたのが、ブラジル代表DFアレックス・テレスだ。4年契約で1年の延長オプション付きの完全移籍と発表されている。

 27歳のテレスは、中島翔哉も所属するポルトで不動の左SBとして活躍。インテンシティ―の高い守備、精度の高いキックのほか、得点能力も備えており、今シーズンのポルトガル・リーグでは3試合に出場し、2ゴール・2アシストをマークした。

 獲得を熱望していたとされるオレ・グンナー・スールシャール監督は、「何よりもまず彼を歓迎する。以前から注目しており、ここ数年の彼のパフォーマンスは我々が求めていたものだ。アレックスは選手としても人としても、ユナイテッドで求められる資質を備えている」と歓迎のコメントを寄せた。

 さらに、若手を積極的に補強している。

 セリエAのアタランタから18歳のFWアマド・ディアリオ・トラオレ(合流は来年1月から)、フランス2部ソショーから192cmの長身を誇る16歳のDFウィリー・カンブワラを獲得。現地報道によれば、前者の移籍金は3000万ユーロ(約37億5000万円)と高額だ。そしてもうひとり、ウルグアイ1部のCAペニャロールに所属する18歳のMFファクンド・ペリストリを1000万ユーロで獲得したことも発表された。

 一方、かねてから噂されていたジェイドン・サンチョ(ドルトムント)、ウスマンヌ・デンベレ(バルセロナ)の加入は実現しなかった。

 前者はドルトムントが設定した移籍金(1億2000万ユーロ/約150億円)が高すぎで、後者は、レンタルを望むユナイテッドと、完全移籍を望むバルサの間で折り合いがつかなかったうえ、本人もバルサ残留を望んだためと報じられている。

 ユナイテッドは前日に、トッテナムとのリーグ戦で1-6というスコアで歴史的な惨敗を喫した。新戦力の加入で、チームの状況がどう変化するのか、注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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