Jリーグが最終節までの日程を発表!ACLのスケジュール変更に伴い、出場3クラブは2つの大会を同じ日に戦う可能性も…

2020年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

12月19日はJ1リーグ最終節と、ACLの決勝が重複

Jリーグが11月以降の日程を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは10月2日、今季のJリーグ最終節までの日程の詳細を発表。原博実副理事長は同日にオンライン上でメディアブリーフィングを行ない、「ACLの日程が変わったことで、ただでさえ前倒しでやっていてキツイ日程がさらにキツくなる。ただ、ACL参加クラブと話して嬉しかったのは、リーグ戦の優勝も狙いたいし、ACLもある限りはチャレンジしたいと言ってくれた。だからできるだけ日程をもう一度変更して欲しいと言われた」と明かした。

 AFC(アジア・サッカー連盟)は9月10日に、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)のスケジュール変更を発表。当初、10月16日から11月4日、11月25日から28日の期間に行なうとしていた試合を延期。開催場所はまだ未定だが、グループステージ、ラウンド16、準々決勝、準決勝までを11月15日から12月13日に、決勝を12月19日に行なう予定とした。

 このため既に決定していたJリーグの日程変更を余儀なくされた。日本から参加している3チーム(横浜F・マリノス、FC東京、ヴィッセル神戸)の日程を再調整。スタジアムの確保など周囲の協力もあり、大部分の日程が決定した。

 その一方で、日程的にこれ以上変更できず、また競技の公平性からも12月19日の最終節は変更なし。14時に各地で一斉にキックオフとなる予定だ。

 そのため、ACLの決勝まで勝ち進んだ場合、Jリーグ最終節と重複することになる。
 
 これについて、Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は「戦い方は各クラブのやり方があるが、現実的には二手に分かれることになるかと思います」と語るように、両方のコンペティションを同時に戦う必要性も出てきた。

 さらに、現時点では海外から日本に帰国すると14日間の自宅待機が求められるため、12月7日のベスト16に出場した場合、その後のJリーグに出場することなくシーズンを終える可能性も浮上している。

 原博実副理事長は「通常にないシーズンだったので、担当者、各クラブ関係者、サポーターの皆さんにもご迷惑をかけておりますが、なんとかこれで乗り越えていければと思っております」と最終節まで無事に終えられることを願った。
 

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