【セルジオ越後】森保監督への不信感は燻っている。外国人は更迭するんだから日本人にも厳しい評価で!

2020年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「結果と内容の両方を求めていくのがこの仕事だと認識している」という反町技術委員長に同感だ

10月にオランダで親善試合を行なう日本代表。久しぶりのテストマッチでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表の欧州遠征メンバーが発表されたね。今回は新型コロナウイルスの影響で、帰国後14日間は隔離措置が取られる国内組は招集せず、欧州組のみの招集となった。

 橋本拳人(ロストフ)がいるロシアや浅野拓磨(パルチザン)がいるセルビアなども、それぞれの国の事情で招集できなかったようだけど、欧州組限定という制約があるなか、顔ぶれは順当なものになったね。所属クラブで長期間にわたり練習参加ができていなかった中島翔哉が外れたのも、状況を考えれば致し方ない。初招集の菅原由勢(AZ)は、交通費を浮かすために選ばれたわけじゃないってことを証明するためにも、ピッチで存在感を見せたいところだね。

 まあ冗談はさておき、日本代表にとっては約1年ぶりの活動になる。国内の多くの人は日本サッカーのことなんて忘れ去っていたと言ってもいい状況だ。そんななかで、再び日本代表、日本サッカーに目を向けてもらうためにも、やはり結果は重要だよ。

 反町技術委員長は「結果と内容の両方を求めていくのがこの仕事だと認識している」と言っていたけど、当然の話だよ。まったくもって同感だ。ただし、だとしたら結果も内容も悪かったらどうするんだ、という話でもある。

 随分と長い時間、サッカーの話題が出ていなかったから、国内のサッカーファンも忘れてしまった人も多いだろうけど、森保監督の手腕に対してはワールドカップ・アジア2次予選やその間の国際親善試合、さらには昨年末のE-1選手権を通じて、相当に不信感が高まっていたはずだ。今回も親善試合とはいえ、ヘタな試合をしたら、みんなまた一気にそれを思い返すだろうね。

 そういえば以前、日本サッカー協会は外国人の監督を更迭したことがあったよね。まあ、結果を出せない監督に厳しい態度で臨むのはごく当たり前のこと。もちろん、今回の遠征だって、Go Toナントカで行くわけじゃないんだから、結果を求められるのは当然だ。そういう厳しさがないまま4年間を保証する必要なんてまったくない。外国人監督は更迭するんだから、日本人にも厳しくいこうよ。

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