ジダンの発言権が拡大! レギロン放出とセバジョスの再レンタルには首を傾げるクラブ関係者も「ペレス会長も失望して…」

2020年10月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ペレス会長も容認せざるを得ず

R・マドリーで補強の全権を握るジダン監督。(C)Getty Images

 移籍市場のクローズを目前に控え、新規で獲得した選手はゼロと、レアル・マドリーはここまで放出オペレーションに傾注している。その過程の中で改めて明らかになっているのがジネディーヌ・ジダン監督の発言権の拡大だ。

 スペイン紙『アス』によると、レンタル先のセビージャで急成長を遂げたセルヒオ・レギロンのトッテナム・ホットスパーへの放出、アーセナルで結果を残したダニ・セバジョスの再レンタルについて、クラブ内には首を傾げる者も少なくなかったという。
 
 とくにレギロンについては、前監督のサンティアゴ・ソラーリの元でブレイクを遂げていたにもかかわらず、ジダンが昨年3月に監督に復帰するとパタっと起用されなくなり、シーズン終了後にセビージャにレンタルに出された経緯がある。

『アス』紙によれば、カスティージャの監督時代にレギロンと衝突したことが、決断の背景にあるという。またセバジョスも、ジダンが監督を続けている間はマドリーに戻ることはないだろうというのがもっぱらの噂だ。

 さらに『アス』紙は、ガレス・ベイルをトッテナムに放出した件についても、「フロレンティーノ・ペレス会長はジダンの頑なな態度に失望していた」と報じており、同紙の前編集長アルフレッド・レラーニョはコラムでこう綴っている。

「フロレンティーノはジダンがやることに対して顔をしかめることはあるが、監督としての実績と功績に目を向ければ、容認せざるを得ない」

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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