【柏】戸嶋祥郎が全治最大6か月の負傷…。相手選手へのSNS批判に異例のコメント「耳が痛くなるような発言もあり…」

2020年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

左脛腓骨骨折で今季絶望に…

横浜戦で負傷した戸嶋の診断結果が明らかになった。写真:徳原隆元

 柏レイソルは9月29日、19節の横浜F・マリノス戦で負傷したMF戸嶋祥郎の診断結果が、左脛腓骨骨折で全治まで最大6か月を要する見込みであると発表。本人もクラブ公式サイトにコメントを掲載し、SNSでの相手選手への批判の声に、「残念」と心の内を明かした。

 27日に行なわれたJ1リーグ第19節の横浜戦に先発出場した戸嶋は、34分に左サイドから敵陣深くにドリブルで仕掛けた際、相手の強烈なスライディングタックルを受けて負傷。担架で運ばれ、途中交代となった。

 その戸嶋はクラブ公式サイトでコメントを発表。「ご心配をおかけして申し訳ありません。必ず復帰しますので安心してください。皆さまからの温かい声を耳にし、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を示した。

 交錯した相手選手からは「ご丁寧にご連絡をいただきました」とし、「ご自身もあのシーンで痛めてしまったようで、軽傷であることを願うばかりです。最後にまたピッチで闘うことを約束できました」とコメント。一方で、相手選手への激しい批判や、誹謗中傷の声がSNS上で挙がっていることにも触れた。
 
「この件に関して耳が痛くなるような発言もあり残念です。どうか、Jリーグ、サッカーに関わる方々が先駆けとなって、今以上に温かい声があふれ、お互いをリスペクトする想いに満ちていくことを願います。また、新型コロナウイルス感染症を乗り越え、今まで以上に熱気にあふれたスタジアムが戻ってくることも願っています」

 戸嶋は今季、J2のアルビレックス新潟から完全移籍で柏に加入。キャリア初となるJ1の舞台へステップアップを果たし、自身にとっても重要なシーズンだっただけに、今季絶望となり相当な悔しさがあるはずだ。

 それでも最後には、「少しでも早くピッチに立てるよう、今できることから努力していきます。次こそはレイソルの勝利に貢献できるよう、J1の舞台でゴールを決められるよう、さらに強くなって戻ってきます。頑張ります!これからも柏レイソルへの応援をよろしくお願いします!」と前向きなコメントを残している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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