「守備能力は唯一無二」今季初勝利に貢献した冨安健洋を現地メディアがこぞって称賛!「すべてを確実に止めた」

2020年09月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「新たな役割で良くなってきている」

パルマ戦でフル出場を果たした冨安。(C) Getty Images

 ボローニャは9月28日、セリエA第2節でパルマを4-1と下し、ホームで今シーズン初白星を挙げた。

 前半にロベルト・ソリアーノの2得点で先行したボローニャは、後半にもアンドレアス・スコフ・オルセンが追加点。その後1点を返されたが、終了間際にはロドリゴ・パラシオがダメ押しの4点目を奪っている。

 連続失点を止めることはできなかったが、3点差をつけての快勝は、ミランとの開幕戦で0-2と敗れていたシニシャ・ミハイロビッチ監督のチームにとって、ひと息つける結果と言えるだろう。

 冨安健洋はそのミラン戦に続いてCBとしてフル出場した。開始早々にジェルビーニョの決定的なシュートをブロック。54分には中盤でのインターセプトから前線に攻め上がり、ペナルティーエリアに侵入するなど、攻撃でもハイライトとなるシーンをつくった。

【動画】現地メディアも称賛!冨安がパルマ戦で見せた圧巻ブロックはこちら
 イタリア・メディアの評価も上々だ。衛星放送『Sky Sport』や『Calciomercato.com』は、6.5点と及第点を上回る採点。後者は「前半に良いブロック。失態のない、注意深い試合をした」と称賛している。

『TUTTOmercatoWEB』や『Sport Mediaset』は、7点とさらに高い採点だ。前者は「反応性や守備能力は、ミハイロビッチのチームで唯一無二」と、ボローニャ守備陣で随一の力と評価した。

 また、Sport MediasetはCBという新たな役割で堂々のパフォーマンスをピッチで披露、相手の発案をすべて確実に止めた」と称賛。失点場面でオフサイドを取れなかった点を、「少し眠っていた」としつつも、「最終的な評価をネガティブにするものではなかった」と、好パフォーマンスに賛辞を寄せている。

『Gazzetta dello Sport』紙も、「彼にとっては本職の新たな役割で良くなってきている。自信をもって前へ」と、7点の評価だった。

 マーケット終了まで1週間を切った中、ミランからの関心も報じられた冨安。CBとしても着実に評価を高めている日本代表DFの去就に注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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