南野の“ライバル”がデビュー戦で衝撃弾! リバプールがアーセナルを圧倒して本拠地61戦無敗を維持!

2020年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミスを帳消しにするロバートソンの一撃

プレミアデビュー戦でいきなりゴールを決めたジョッタ。 (C) Getty Images

 現地時間9月28日に開催されたプレミアリーグ第3節が行なわれ、南野拓実の所属するリバプールは、本拠地アンフィールドでアーセナルと対戦した。

 プレミアでは60戦無敗を維持している本拠地に強敵を迎え入れたリバプールは、いつものレギュラーメンバーをスタメンに抜擢。注目の4-3-3の最前線にはサラー、フィルミーノ、マネが並び、4日前のリーグカップで2ゴールを決めていた南野はベンチスタートとなった。

 キックオフ直後から激しい肉弾戦を演じ合った試合は、次第に攻めるホームチームと守るアウェーチームという構図へと変貌。いつも通りにアグレッシブな動きから、両ワイドを利した攻撃を展開したリバプールに対して、一方的に押し込まれたアーセナルだったが、思わぬ形で訪れたワンチャンスをモノにする。

 25分、カウンターから左サイドを崩したメイトランド=ナイルズの送ったクロスを相手DFのロバートソンがクリアミス。ゴール前でルーズになったボールをラカゼットがボレーでねじ込んだ。

 アンラッキーな形で先手を取られたリバプールだったが、わずか2分後に振り出しに戻す。ショートカウンターから敵エリア内に侵入したサラーの放ったシュートを相手GKレノが弾き、そのこぼれ球をマネが押し込んだのである。
 
 あっさりと追いついたレッズは、勢いそのままに34分に逆転する。右SBアレクサンダー=アーノルドが送った絶妙なクロスを、左SBのロバートソンが胸トラップから左足で冷静にフィニッシュしたのだ。

 両SBによる鮮やかな一撃で2-1とリードしてハーフタイムを迎えたリバプールは、後半も素早いトランジションで相手を圧倒する。かたやアーセナルは、局面でのデュエルで勝てずに、頼みのカウンターを繰り出せずに苦戦が続いた。

 前半と同様に我慢を強いられたアーセナルだったが、やはり速攻から活路を見出す。59分と63分には、相手の最終ラインの背後に抜け出したラカゼットがビッグチャンスを得るが、いずれも相手守護神アリソンのビッグセーブに食い止められてしまう。

 守護神の活躍で難を逃れたリバプール。試合終盤にかけてオープンな展開となるなかでも落ち着いて、運動量を落とさずにゲームを進行。そして87分には、この試合がプレミアリーグデビュー戦となった途中出場の新戦力FWジョッタがボレーシュートを決め、趨勢を定めた。

 結局、試合は3-1で終了。ミスから先制されながらも、攻守がかみ合って逆転に成功したリバプールが、難敵アーセナルとの連勝対決を制して本拠地での無敗試合数を「61」とした。なお、リーグカップでフル出場をしていた南野は、90分から出場したが得点機には恵まれなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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