「彼らは本気だった…」オーバメヤンがバルサからのオファーを漏らす。アーセナル残留の決め手となったのは?

2020年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

改革の肝となる補強で試行錯誤が続くバルサ

この夏にアーセナル残留を決断したオーバメヤンの下にはバルサからの誘いが来ていたようだ。 (C) Getty Images

 現地時間9月15日にピエール=エメリク・オーバメヤンは、アーセナルと2023年6月までの契約を締結した。

 今夏の移籍市場で、パリ・サンジェルマンやミランなど複数のメガクラブから狙われる人気銘柄だったオーバメヤンは、最終的にクラブ最高給となる週給37万5000ポンド(約5200万円)で、アーセナル残留を決意した。

 実際に他クラブからのオファーはあったのか。現地時間9月27日に公開されたフランス・メディア『Canal+』のインタビューでオーバメヤンは、次のように語っている。

「いくつかオファーがあったのは認めるよ。特にバルサからは熱心な誘いを受けた。彼らは本気で僕と契約したがっていたよ」

 昨シーズンの不振から脱却すべく今夏にオランダ代表在任中だったロナルド・クーマンを電撃招聘したバルサは、移籍市場でアルトゥーロ・ビダル(→インテル)とイバン・ラキティッチ(→セビージャ)、ネウソン・セメド(→ウォルバーハンプトン)やルイス・スアレス(→アトレティコ・マドリー)らチームの支柱だった主力を一気に放出。抜本的な改革に乗り出している。
 そうしたなかで、ラウタロ・マルティネス(インテル)やメンフィス・デパイ(リヨン)など、新たに中軸を担えるタレントの獲得が囁かれているが、いずれも合意には至らず……。水面下で獲得を進めていたオーバメヤンとの交渉も失敗に終わったようだ。

 31歳のガボン代表FWは、「自分のプライオリティーは、アーセナルに残ることだった」とバルサを蹴った理由について、こう続けている。

「何よりも監督が理由だよ。ロックダウン中に、アルテタとはたくさん話をすることができた。家から何度か話をして、特にプロジェクトの面で納得させてもらえたんだ」

 チームに大胆なメスを入れ、文字通り血の入れ替えを行なっている今夏のバルサ。だが、改革の肝となる補強では、試行錯誤が続いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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