「申し訳ない気分…」マンCが早くも1敗目。“キャリア初の敗戦”を喫したグアルディオラは現状を嘆く

2020年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督キャリア686試合目で初めての…

ゴール前に引いて守る相手を攻めあぐねたマンチェスター・C。その内容をグアルディオラも嘆いている。 (C) Getty Images

 今シーズンにリーグタイトル奪還を目指すシチズンズ(マンチェスター・シティの愛称)が、早くも躓いた。

 現地時間9月27日に開催されたプレミアリーグ第3節で、本拠地でレスター・シティを迎え撃ったマンチェスター・Cは、2-5で完敗を喫した。

 序盤から引いて守り、堅守速攻のスタンスを取ったレスターに対して、攻勢に出たマンチェスター・Cは、4分にリャド・マハレズのゴールで先制するも、37分に敵エースのジェイミー・ヴァーディーに同点弾を決められてしまう。

 1-1で迎えた後半も引いて守る相手に攻め手を欠いたマンチェスター・Cは、53分と58分にヴァーディーに立て続けに決められて差を広げられてしまう。

 77分に1点を追加された試合終盤の87分にネイサン・アケのゴールで1点を返したものの、その1分後にダメ押し点を奪われたジョゼップ・グアルディオラのチームは、逆転負けを喫した。

 監督キャリア686試合目で初めての5失点での敗戦となったグアルディオラは、試合後に英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューで、「彼ら(レスター)が深く守っていたから簡単ではなかった」と嘆いた。
 
「問題は2点、3点を取るということに、プレッシャーをかけ過ぎたことだ。もっと落ち着く必要があったし、我々に必要なボックス内で攻撃のできる選手がいなかった。相手に3つのペナルティキックを与えたことでナーバスにもなった。それだけペナルティを与えてしまえば勝てるはずがない。

 もっと強くならないといけない。もちろん簡単ではないが、これがシーズン2試合目だし、このようなことがもう2度と起きないようにやっていかなくてはならない。選手たち、そしてクラブに対して、申し訳ない気分だ」

 自軍の出来を憂いた智将は、英公共放送『BBC』のインタビューでは、こうも答えている。

「レスターはプレーしようとしていなかった。ただ、カウンターアタックがしたかっただけのように見えたね。でも、ヴァーディーが長い距離を走ることは理解していたし、もっとコントロールしないとダメだった。我々が固くなっていった瞬間、上手くいっていないと感じた。

 10回のチャンスを作るつもりはない。それがいかに難しいことかを我々は知らなければならない。5-2で勝っている状況でも、レスターは18ヤードのボックスの中に引っ込んでいた。そういう相手をいかに崩すかを見出さないとダメなんだ。もちろん、諦めるつもりはない。解決策を見つけたいと思う」

 早々に1敗目を喫したマンチェスター・C。彼らはここからいかに立て直しを図るのか。グアルディオラの手腕も含めて注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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