谷口とジェジエウの安定感は凄い
加地氏が選んだJ1前半戦のベストイレブン。赤枠の選手が前半戦のMVP。
新型コロナウイルスの影響を受け、7月4日に再開したJ1リーグも怒涛の過密日程で早くも前半戦を終了。川崎が強さを見せるなか、これまでにリーグを盛り上げた選手たちはどのような顔ぶれだったのか。ここでは、元日本代表の加地亮氏に前半戦の"最強の11人"を選んでもらった。
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相手にしたら嫌な11人を揃えました。俊足の永井、シュートセンスと貪欲さが光るレオナルドの2トップは、いるだけで脅威でしょう。オルンガも捨てがたいですが、シーズン序盤にフィットし切れていなかったので、外しました。丸橋と室屋というサイドバックも攻守に働けて、対峙したくないふたりではないでしょうか。ビッグセーブを連発する東口も1対1の駆け引きが上手く、FWからしたら厄介なGKです。
中盤で曲者なのが清武。今季は絶好調ですし、押し込まれていても一気に戦況を変えてしまう感覚は凄い。引き出しが多くて捕まえづらいマルコス・ジュニオール、攻撃意識が高まり、より怖い選手になった大島と山口も選出。山口は今国内で1番ミドルシュートが上手い。大島はラストパスとシュートの幅が広がった印象です。
最も評価したいのは谷口です。なによりクレバーで、今の川崎がハイプレスを仕掛けられるのも、このカバー能力に長けたCBがいるからです。ジェジエウとのコンビの安定感は本当に凄い。もちろん鬼木さんの手腕も見逃せません。すごくフランクだけど、意思をしっかりと伝えるから、選手の心を掴むのが上手なんですよね。
【動画】今季絶好調!清武弘嗣の最新ゴラッソ!!
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相手にしたら嫌な11人を揃えました。俊足の永井、シュートセンスと貪欲さが光るレオナルドの2トップは、いるだけで脅威でしょう。オルンガも捨てがたいですが、シーズン序盤にフィットし切れていなかったので、外しました。丸橋と室屋というサイドバックも攻守に働けて、対峙したくないふたりではないでしょうか。ビッグセーブを連発する東口も1対1の駆け引きが上手く、FWからしたら厄介なGKです。
中盤で曲者なのが清武。今季は絶好調ですし、押し込まれていても一気に戦況を変えてしまう感覚は凄い。引き出しが多くて捕まえづらいマルコス・ジュニオール、攻撃意識が高まり、より怖い選手になった大島と山口も選出。山口は今国内で1番ミドルシュートが上手い。大島はラストパスとシュートの幅が広がった印象です。
最も評価したいのは谷口です。なによりクレバーで、今の川崎がハイプレスを仕掛けられるのも、このカバー能力に長けたCBがいるからです。ジェジエウとのコンビの安定感は本当に凄い。もちろん鬼木さんの手腕も見逃せません。すごくフランクだけど、意思をしっかりと伝えるから、選手の心を掴むのが上手なんですよね。
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■後半戦の注目選手は?
坂元達裕(C大阪/MF)
気持ちの強さが一番の魅力で、鋭いキックフェイントも必見。調子のムラを改善できるか。
■プロフィール
加地 亮(元日本代表/元G大阪、FC東京など)
かじ・あきら/80年1月13日生まれ、兵庫県出身。G大阪の全盛期を支え、日本代表でも長く活躍した右SBの名手。
※『サッカーダイジェスト』10月8日号(9月24日発売)では、巻頭企画で「J1前半戦MVP&ベストイレブン」を特集。解説者・タレント・識者・新聞記者、総勢40名が前半戦のベストプレーヤーを選出しています。