【FC東京】鳥栖戦完敗も「良くやってくれた」と長谷川監督も期待!J1デビュー戦でフル出場の大器、バングーナガンデ佳史扶

2020年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がりには再三チャンスを演出

デビュー戦を最後まで戦い抜いたバングーナガンデ。写真:茂木あきら

[J1リーグ19節]鳥栖3-0FC東京/9月27日(日)/駅スタ

 鳥栖との前回対戦に続き3失点での敗戦。さらに12試合ぶりとなる無得点に抑えられたFC東京。

【動画】バングーナガンデのデビュー戦をチェック!鳥栖戦のハイライト

 試合後に長谷川健太監督は「完敗です。球際で負けましたし、気持ちの面でもこの試合にかける想いというのは鳥栖が上回っていたと思います」と潔く敗戦を受け入れた。

「鳥栖のゴールはどれも素晴らしかった。特に先制点と3点目はどうあがいても防げないものだった。そこに至る過程で、起点を作られ、1対1で負けてしまったという部分でああいったゴールを決められてしまった」と失点の場面を振り返る。

 ディフェンスリーダーの森重真人を出場停止で欠いていた点には「誰のせいというわけではなく、(森重不在を)チーム全体でカバーしなければならなかった。そういう意味では今日出たジョアン(オマリ)にしてもカシーフ(バングーナガンデ佳史扶)にしても良くやってくれたと思います」として、一定の収穫があったようだ。
 
 この日J1デビューとなったバングーナガンデ佳史扶は、立ち上がりから積極的なプレーを披露。4分、6分、9分と立て続けにアダイウトンや田川へロングフィードを送る。15分には攻撃参加で敵陣深くまで侵入するなど気持ちの入ったプレーを見せた。

 試合後の会見でバングーナガンデは「なかなか出番の無かったなか、やっと出れることになりました。まずはチームの勝利とその上で自分のプレーを思う存分出そうと思って試合に臨みました」とデビュー戦を終えた気持ちを語った。

 しかし、「時間が経つにつれて、前を見れなくなり、積極性が最後まで続かなかった。守備の連係のところなどまだまだ課題がたくさんあった試合でした」と冷静に振り返った。

 特に「2失点目のところで、僕がもう少し斜めを切ってパスコースを消していれば…。自分の判断ミスだったと思います」と森下にカットインされ、ニアサイドを破られた失点の場面を反省した。

 長谷川監督も失点の場面でのミスは指摘していたものの90分間フル出場させている。さらに「これが教訓というか、大きな経験になったと思うので、さらにスケールの大きな選手になってもらえればと思います」と今後の成長に期待を寄せた。

 先日のU-19のトレーニングキャンプにも召集された逸材ルーキーは、出場機会を増やすことができるか。

「すぐ試合が3日後にあるので、そこに向けて、切り替えて出れるように頑張りたいです」(バングーナガンデ)と既に次の試合へとその目は向けられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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