【鳥栖】「あの形は狙いました」20歳FW石井快征がFC東京を相手に2戦連続の先制弾!「意識はしてる」と語ったことは…

2020年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

石井は今季3ゴール目を奪取

技ありの先制弾を決めた石井。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]鳥栖3-0FC東京/9月27日(日)/駅スタ

 立ち上がりは一昨年までのチームメイト、FC東京の田川亨介にチャンスを許すなど、どちらが主導権を握るか分からない展開となったなか、3連敗中のチームに活力をもたらしたのは鳥栖のユース出身、2年目FW石井快征のゴールだった。

 試合後に取材に応じた石井は「僕が点をとって勝てたというのが嬉しいです」と喜び、得点シーンをこう振り返った。

「あの形は練習の時からやっているので、上手く決まって良かった」と語るように、相手DFの間でボールを受けると、囲まれながらもゴール前の金森健志にパス。

「リキ君(原川力)へのバックパスも視野にあったんですけど、得点を狙うには仕掛けるパスも必要だと僕は思っているので、たけし君(金森健志)が見えたので、狙いました」と振り返る。

 シュートもゴール右隅の見事なコースに決まり先制に成功した。しかしこれで満足しているわけではない。

【動画】技ありの1撃!石井快征がFC東京戦で決めた先制ゴールをチェック
「僕のなかでは点数とったところ以外は良くなかったので、もっと突き詰めていきたいです」

 この日2トップを組んだのは3つ年上の大卒ルーキー林大地。2試合連続得点中でここ6戦5発と好調の年上の後輩FWについては、「意識はしています。チームの最多得点も狙っていますし、得点だけじゃなくて、チャンスメイクなどでも貢献したいと思っています」とライバル心もむき出しにする。

 石井が今季奪った3ゴールは2位セレッソ大阪と3位FC東京から。堅守を誇る上位陣相手に勝負強さを発揮している。次節の昨季王者の横浜F・マリノスとの対戦でもゴールを奪うことができるか。

「もっと勝利を重ねていければと思います」と自身の得点と、チームの勝利に貪欲な姿勢を見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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