「冬に来たかったのに…」武藤嘉紀がエイバル加入の経緯を明かす!乾貴士との共闘を「特別なことではない」と語ったワケは?

2020年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ダービーは選手にとって非常に重要」

ビジャレアル戦でさっそくベンチ入りを果たした武藤。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 今月16日にエイバルに加入した武藤嘉紀が、27日に開催されるアスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーを前に、取材に応じている。スペイン紙『AS』が伝えた。

 ニューカッスルを構想外となり、1年レンタルで加わった日本代表FWは、「みんな、とても親切にしてくれました。良いチームに参加できて、とても幸せです。雰囲気はとてもいいし、チームに溶け込むのは簡単だった」と、この1週間を振り返った。

 先日、ホセ・ルイス・メンディリバル監督が明かしたように、1月にもオファーが来ていたことを告白している。

「昨シーズンの冬に、エイバルからオファーがありました。しかし、その時はニューカッスルから出ることができなかった。来たかったけど、無理でした。夏にまたオファーがあり、誘ってくれた。それで、行くことに決めたんです」

「母国のファンとって、スペインで同じチームに2人の日本人選手がいるのはどういう意味を持つか?」という質問には、こう返している。

「同じチームに2人の日本人選手がいるのは、ファンにとってはエキサイティングなことだと思います。僕はドイツでも過去に経験しているので特別なことではありません。乾貴士選手はとても大事な存在です。非常に助かっています」
 
 また、メンディリバル監督が、「ムトウがスペイン語、さらにはバスク語まで学ぶことを期待している」と語ったことについては、バスク語の挨拶を披露しつつ、こう答えた。

「スペイン語を勉強しなければいけません。ドイツでプレーしていたとき、チームメイトと英語やドイツ語でコミュニケーションが取れるように、一生懸命勉強しました。同じように、スペイン語を学びたい」

 そして、バスク・ダービーについての意気込みも語っている。

「ダービーは、選手にとって非常に重要です。僕もマインツ時代にフランクフルトとのダービーでプレーし、2、3点決めました。地元のライバルとの対戦する時の雰囲気が好きですね。日曜のアスレティック戦でゴールを決めたい」

 前節のビジャレアル戦では、いきなりベンチに入ったものの、出番はなかった武藤。バスク最大のクラブとの一戦で、スペインデビューの機会は巡ってくるのか。注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ビジャレアル戦後に武藤が投稿した久保&乾との3ショット
 

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