【岩本輝雄が選ぶJ1前半戦ベスト11】MVPはオルンガ。アンカーには派手さはなくても頼れる存在の藤田を!

2020年09月26日 サッカーダイジェスト編集部

三笘は異次元のプレーで結果も出している

岩本氏が選んだJ1前半戦のベストイレブン。

 新型コロナウイルスの影響を受け、7月4日に再開したJ1リーグも怒涛の過密日程で早くも前半戦を終了。川崎が強さを見せるなか、これまでにリーグを盛り上げた選手たちはどのような顔ぶれだったのか。ここでは、岩本輝雄氏に前半戦の"最強の11人"を選んでもらった。

【動画】得点王レース断トツ1位! オルンガの今季16点目

 MVPはオルンガ。得点力は断トツで、ひとりで簡単に点が取れる。これほどのインパクトを放つ助っ人も久々だよね。彼と2トップを組む小林も、ここぞという時の勝負強さはさすがの一言。

 シャドーの清武と大島はチャンスメイクもゲームメイクもハイレベル。アンカーの藤田は、派手さはないかもしれないけど攻守を確実につないで、それを90分間、続けられる頼れる存在だ。

 ワイドに置いた三笘は異次元のプレーでしっかりと結果を出しているし、驚異的なスピードでフィニッシュに絡む松尾も素晴らしいパフォーマンスを見せていると思う。

 3バックは、クレバーでバランスを整えられる谷口が真ん中で、抜群の対人守備で相手を潰すジェジエウとM・ヨニッチを両サイドに配置。GKは高さ、素早い反応、足もとの上手さと〝三拍子〞揃う大迫をセレクトした。

 監督は、屈指の戦略家ロティーナも選びたかったけど、やはり首位チームを率いる鬼木監督で。個々の良さを引き出したうえで、勝利に導ける指揮官だと思う。状況によっては4-1-4-1にも変形できるこの3-1-4-2のシステムも上手く使いこなしてくれるはずだよ!
 
■後半戦の注目選手は?
旗手怜央(川崎/FW)
〝余裕〞のあるプレーが好印象。競争が激しい川崎で揉まれて、さらに成長するはずだ。

■プロフィール
岩本輝雄(元平塚、仙台など)
いわもと・てるお/72年5月2日生まれ、神奈川県出身。元日本代表10番。引退した現在も練習に励む日々を送る。

※『サッカーダイジェスト』10月8日号(9月24日発売)では、巻頭企画で「J1前半戦MVP&ベストイレブン」を特集。解説者・タレント・識者・新聞記者、総勢40名が前半戦のベストプレーヤーを選出しています。
 

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