川崎フロンターレの小林悠が24日、自身のインスタグラムを更新。対戦が実現した憧れの大先輩について語った。

　川崎は23日に横浜FCと対戦。エース小林は後半開始と同時に出場を果たしたなか、この試合で一際注目を集めたのが、対戦相手として戦った三浦知良だ。

　この試合に三浦は、先発で今季リーグ戦初出場。J１最年長出場記録を大幅に更新すると、中盤でボールを引き出し、攻撃の構築に貢献するなど、年齢を感じさせないプレーでチームを鼓舞。

　それでも試合は、首位を快走する川崎が３-２で横浜FCを下し、19試合を終え勝点を50に積み上げている。

　試合後小林はSNSにて、大記録を達成した三浦との２ショットを公開。互いに「11」のユニホームを交換し、満面の笑みを見せている。そのうえで"キング"に対し、次のような熱い思いを吐露した。
 

「小さい頃に僕がプロサッカー選手を目指した理由の中にカズさんの存在があった。子供の頃の僕にとってカズさんはずっとキラキラしていて、ヴェルディ川崎の11番のユニホームを着て試合を見に行くことが本当に楽しかった。カズさんがゴールを決めると心が躍った。自分もあんな選手になりたい！子供の頃の僕はいつもそう思っていた。

　そんな憧れの選手と同じピッチに立って、ユニホームまで交換してもらえる日が来るなんて。写真の顔を見て貰えばわかるように僕の笑顔は子供の頃のままでした。子供の頃の自分に言ってやりたい。夢は叶うんだぞって」

　少年時代に憧れていたレジェンドと、同じピッチで相まみえたことを興奮気味に振り返っている。そして奇しくも、今回はヴェルディのかつてのホームスタジアム、等々力での対戦となった。さらに小林は続けて、この対戦を踏まえ、改めて力強い決意も語った。

「子供の頃に思っていた、自分もこんな人になりたいという気持ちは、大人になった今でも変わることはありませんでした。自分も子供たちのお手本になるような、憧れてもらえるようなサッカー選手になりたいと思いました」

　また今回の投稿では、チームメイトの中村憲剛も含めた３ショットも披露。初代、24代目、25代目と、世代を超えたMVPが集結した豪華な１枚となっている。

　これらを受け、ファンからも以下のような称賛のメッセージが到着。

「最高やん！」
「ヤバいね、鳥肌と涙が」
「みてるこっちも嬉しくなる」
「みんなキラキラしていて眩しいです」
「サッカー選手に憧れる子供達にとって、夢は叶うって証明出来た瞬間でしたね」
「今の川崎の11番も、多くのサッカー少年の憧れであり、目標ですよ」

　長く現役を続けているからこそ起こった今回の出来事。11番にはこれからも最前線で走り続け、Jリーグを熱く盛り上げていってほしい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】互いに「11」を交換し満面の笑み！歴代MVP集結の豪華３ショットも！