【横浜FC】J1最年長出場記録更新のカズ「すべての人に感謝したい」「皆の気持ちを腕章に込めた」

2020年09月23日 サッカーダイジェスト編集部

先発出場し、55分までプレー

スタメン出場を果たし、J1での最年長出場記録を更新したカズ。55分までプレーした。写真:田中研治

[J1第18節]川崎3-2横浜FC/9月23日/等々力

 J1の18節、等々力陸上競技場で川崎と横浜FCが対戦したゲームで、"カズ"三浦知良がスタメンで今季リーグ戦初出場を果たし、53歳6か月18日で、J1での最年長出場記録を更新した。

 カズは55分までプレー。ゴールを挙げることはできなかったが、精力的に前線から守備を行ない、川崎にプレッシャーをかけ、中盤でパスを引き出す働きも見せた。

 この日は42歳の中村俊輔、39歳の松井大輔も揃って先発。それぞれ、途中交代となったが、攻撃にアクセントを加えた。

 カズは試合後、「本来だったら(佐藤)ケンスケも田代も先発したので、普通はキャプテンは彼らのどちらかだったと思うのですが、監督も含めて僕にキャプテンマークをと、言ってくれたので、皆の気持ちを腕章をに込めて責任のあるプレーをしたいと思っていました」コメント。

 首位チームのフロンターレとの試合に関しては「圧力が強かったので、守る時間が長くなることは分かっていました。一人ひとりが守りの意識を高め、コンパクトにやることを意識していました。ビルドアップが上手くいった時は中盤でボールを受けられましたが、最後のところでの仕事は少なかったですし、物足りなかったと感じた部分もありました。どうペナルティのところを崩すのか、そこは個人としてもチームとしても課題として残りました。フロンターレは最後の仕上げのところは素晴らしい。自分たちもこの経験を次に活かしたいです」と振り返った。
 そしてJ1での最年長出場記録更新に関しては、周囲への感謝の想いを口にする。

「横浜FCというクラブ、そして監督を含めたスタッフ、チームに関わるすべての人、そして選手、皆に感謝したいです。こうやってピッチに立てるのは皆の助けがあってこそ。こうして先発して、J1の舞台に立てて、皆に感謝したいです」

 新たな歴史を刻んだ男の挑戦はこれからも続きそうだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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