「なぜ日本人は怒らない?」ネイマールの酒井宏樹への差別疑惑に中国メディアが反応「自分は反対してるのに…」

2020年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランス版クラシコでの振る舞いに波紋

酒井(中央)やアルバロ(右端)への発言が問題視されているのが、ネイマール(左)だ。 (C) Getty Images

 フランス版クラシコで起きた"大騒動"が波紋を広げ続けている。

 現地時間9月13日に開催されたリーグ・アン第3節のパリ・サンジェルマン対マルセイユは、文字通り大荒れの展開となった。

 これまでも激しくいがみあってきた永遠のライバルである両軍は、後半アディショナルタイムについに衝突。パリSGのレーバン・クルザワとネイマール、マルセイユのジョルダン・アマビは一発レッド。レアンドロ・バレデス、ダリオ・ベネデットは2枚目のイエローカードが出され、計5人が退場者処分となった。

 なかでも最も問題視されているのが、ネイマールとマルセイユの選手たちとの騒動だ。

 試合後、ネイマールはマルセイユのアルバロ・ゴンサレスから人種差別的な言葉を投げかけられたと自身のSNSに投稿。サッカー界から人種差別を一掃することを訴えた。だが、その当の本人が、アルバロに同性愛嫌悪発言をしたり、日本代表DFの酒井宏樹にも「クソ中国人」と人種差別的な言葉を発した疑惑が浮上している。
 
 ネイマールの一連の言動について、中国メディアの『新浪体育』は、「ネイマールは日本人ディフェンダーのサカイを侮辱し、大きな騒動に身を投じることになった」と糾弾して、中国人ファンのコメントを伝えた。

「彼は恥ずかしさや知性を知らない」
「ネイマールの中では日本人は中国人なのか?」
「なぜもっと日本人は怒らないのか」
「大きな罰は避けられない。じゃなければ、差別は消えない」
「差別を反対しているのに、自分はアジア人を侮辱する。感覚がおかしい」
「どうしようもない男」
「今回はネイマールに同情の余地はない」

 スペイン紙『AS』によれば、今後フランス・サッカー連盟の調査で、問題発言が正式に認められた場合には、アルバロへの同性愛嫌悪発言により10試合、酒井への暴言に対して10試合と厳しい処分が下される見込みだという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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