「CB起用は、イエスだ」ボローニャコーチが冨安健洋に太鼓判! 「殺しながら死ぬ」ミハイロビッチのプランとは?

2020年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

守りのキーマンに冨安を指名!

昨シーズンはC・ロナウドらワールドクラスのタレントたちとバトルを繰り広げた冨安は、今シーズンもボローニャのキーマンだ。 (C) Alberto LINGRIA

 新シーズンのボローニャが目標とするひとつが、守備力の向上だ。

 昨シーズンのボローニャは、33試合連続失点という不名誉なセリエA新記録を樹立した。総失点65は、リーグワースト6位タイだ。

 この結果は、シニシャ・ミハイロビッチ監督のアプローチも影響したかもしれない。1点を守るより、2点を奪いにいく姿勢だ。テクニカルスタッフのひとりで守備のスペシャリストであるディエゴ・ライモンディは、ボローニャ専門サイト『bologna SPORT NEWS』で「失点が多いのはつらい」と話している。

「シーズンの最終目標が達成できれば、怒りも和らぐ。リスク? それが監督のスタイルだ。死ななければならないなら『殺しながら死ぬ』ということさ」
 
 現役時代に一流のDFだったミハイロビッチが、ディフェンスをおろそかにすることはないだろう。ライモンディは、「今はコンパクトにすることに取り組んでいる。もっとコンパクトなチームにしたい」とも話した。

 その守備改善のキーマンのひとりが、冨安健洋だ。1年目に右SBで声価を高めた日本代表は、今シーズンから本職のCBにコンバートされている。また、チリ代表MFのガリー・メデルの最終ラインでの起用もオプションのひとつだ。

 一連の可能性についてライモンディは、「トミヤスとメデルのCB起用に、私は『イエス』と言いたい。シーズン中に彼らがあの役割で使われる可能性はあるだろう」と見解を語った。

 来る9月21日のセリエA開幕戦でボローニャはミランと対戦する。ズラタン・イブラヒモビッチを擁する強敵を相手に、冨安らボローニャ守備陣がどのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事