大分が前節に続き敵地で3ゴール!FC東京はレアンドロ弾&品田のJ初得点で1点差に詰め寄るも、ホームで手痛い敗戦

2020年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京の品田はJ初ゴール

先制点を奪った大分の松本(左)。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは9月16日、ACL参加の3チームとコロナ禍で中止となっていた鳥栖対札幌の計4試合が各地で開催された。味の素スタジアムで行なわれた第24節のFC東京対大分トリニータの一戦は、3-2でアウェーチームの後者が勝利を収めた。

 前回対戦は約2週間前の9月5日。安部柊斗のゴールで1-0とFC東京が勝利を収めた。また、FC東京の長谷川監督と大分の片野坂監督、両指揮官はガンバ大阪時代に監督とコーチとして苦楽を共にした仲。手の内を知り尽くした両チームは、メンバーを大幅に入れ替えて試合に臨んだ。

 FC東京は渡辺剛、安部柊斗、田川亨介が外れ、木村誠二、アルトゥール・シルバ、ディエゴ・オリヴェイラが先発。

 対する大分は、三竿雄斗、岩田智輝、羽田健人、町田也真人、伊佐耕平の5選手に代えて、小出悠太、小塚和季、高山薫、前田凌佑、知念慶を起用した。

 試合は、FC東京の前線からのプレスを大分が上手くかわしボールを繋ぐという展開で推移した。

 22分には大分の島川が前線にフィードすると、副審がオフサイドのフラッグを上げるも、旗が大きく宙を舞うというハプニングも。判定は流され、そこからFC東京が一気にカウンターに出るもゴールはならず。

 0ー0で迎えた後半、アウェーの大分が先制に成功する。右サイドを突破しゴール前に迫った知念はDFに防がれるものの、FC東京のカウンターが発動する直前。ペナルティエリア右でボールを受けたアルトゥール・シルバに松本怜が仕掛け、バウンドしているこぼれ球に右足を一閃。これがGKも触れるのが精一杯のコースに飛びゴール右のネットを揺らし、先制に成功した。

 松本は今季初ゴール。大分にとっても19年6月以来のFC東京戦での得点となった。
 
 すかさずFC東京も反撃に出る。61分、品田のパスからA・シルバがワンタッチで永井に渡す。永井が難しい体勢からレアンドロにボールを落とすと、助っ人FWが左足で冷静にシュートを決め1-1の振り出しに戻す。

 その後、メンバーチェンジを行ないながら主導権を取ろうとする両チームだったが、同点に追いつき勢いに乗るFC東京だったが、ブラジル人トリオや、交代出場の原大智が攻め込むものの、得点を奪いきれず。

 一方の大分は交代出場の田中達也が躍動。82分には左サイドのクロスにファーサイドで詰めてリードを奪う得点を挙げると、85分、右サイドのタッチライン際からグラウンダーのクロスを送ると、中央の混戦からこちらも交代出場の野村直輝がゴールを決め3-1とリードを広げた。

 FC東京もアダイウトンの突破から最後は品田がヘディングで1点を返す。品田のJ初ゴールで反撃の色を強めるが、その後の追加点は生まれず、2-3で試合終了のホイッスルを迎えた。

 次節は9月20日にともにホームで行なわれる。FC東京はベガルタ仙台と、大分は横浜FCと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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