【FC東京】初ゴールから6戦4発!売り出し中の大卒ルーキーが“大分キラー”となるか?「自分らしさ全開で」

2020年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここ2試合はメンバー外で休養十分

前回対戦で決勝点となるゴールを挙げた大分戦での活躍が期待される安部。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

「(今月5日の対戦で勝利したが)相性は関係ない。(大分は)内容も充実していますし、得点も取れている。前回戦った時と同じようなイメージを持っていくとやられると思っている」

 9月16日に行われる大分戦を前に、FC東京の長谷川健太監督は、そう警戒した。

 だが、選手はいいイメージを持っているようだ。大卒1年目のMF安部柊斗は、試合の前日会見で、5日の対戦をこう振り返った。

「(J1でゴールを)決める前まではたくさん外したり、枠外も多かった。だけど、自分のなかでも『イケルかも』、『運もあって、流れが来ている』と感じる事がある。大分との前回対戦の時はそんな感じで、シュートも枠内に打てていたし、DFに当たってもゴールに入ってくれた」

 CKからのこぼれ球に反応して左足を振り抜き、これが相手選手に当たって、ゴールに吸い込まれたのだった。リーグ戦2得点目はこの試合の決勝弾となった。

 8月19日のサンフレッチェ広島戦、22分に決めたJ1初ゴールから、出場した公式戦6試合で4ゴール。何かを掴みかけているという。

「自分のなかでもゴール前に入って行けば何か起こる。自分のところにボールが来るというのが分かった。攻撃の時にランニングしてペナルティエリア内に入っていくというのは意識してやっています。そんななかでゴールが生まれている。自分の感覚としては良い感じでつかめていると思います」
 
 長谷川監督は「伸びる時は一気に伸びる」と若手選手の成長に期待を寄せている。その言葉通り、安部は初得点に続き、ルヴァンカップ・準々決勝の名古屋グランパス戦でも2ゴールを挙げ、チームを4年ぶりのベスト4進出に導いた。

 7月4日の再開初戦でスタメンを飾って以降、14試合に出場。ここ2試合はメンバー外となった分、休養は十分だ。

「2試合でベンチ外となってコンディションも良くなっていますし、逆に外からチームを初めて見ることができたので、いろいろな感想を持ちました。いい2試合になったと思います。出る機会があったら、休んでいた分、フルで行けると思うので、自分らしさを全開にして得点を狙っていきたいと思います」

 本日19時にキックオフするホームでの大分戦、再び躍動して"キラー"の称号を得るか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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