「よくやってくれている」“本職”のCBでPSMに出場した冨安健洋を、ミハイロビッチ監督が称賛! 現地紙も高評価

2020年09月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「失点しなかったのはうれしい」

昨シーズンは右SBで定位置を確保した冨安。新シーズンはCB起用が濃厚だ。(C)Getty Images

 プレシーズンマッチと公式戦は異なる。それでも、開幕前の評価が良いのは朗報だるう。

 冨安健洋が所属するセリエAのボローニャは、9月12日に新シーズンの2戦目となるヴィルトゥス・エンテッラとのプレシーズンマッチに臨んだ。試合は0-0のスコアレスドローに終わっている。

 イタリア1年目を右SBで終え、2シーズン目を迎える冨安は、今シーズンからシニシャ・ミハイロビッチ監督の意向で本職のCBにコンバート。この日はCBとしてスタメン出場し、67分までプレーした。

 格下相手にゴールを奪えず、スコアレスでタイムアップを迎えたのは、セリエA開幕まで約1週間であることを考えれば、懸念要素だ。しかし、冨安に関しては『Gazzetta dello Sport』紙が「本職のCBで良かった」と評価している。

 また、地元紙『il Resto del Carlino』によると、ミハイロビッチは試合後に「トミヤスのCB? よくやってくれているよ。われわれは彼、そして守備陣全体に取り組んでいる」と述べた。

「新加入の選手たちにも非常に満足している。(ガリー・)メデルはCBでプレーできることを示した。ひとつの解決策なのは確かだ。攻撃陣ではFWがひとり足りない。将来有望でモチベーションのある、ウチで成長できる若手を獲得できるように願おう。わたしはクラブを信頼している」

 勝利こそできなかったボローニャだが、ミハイロビッチは「こういう試合の目的は結果じゃない。チームを整えていくことだ。もっとうまくやれるのは分かっている。だが、開幕まで8日だ。準備を整えて迎えよう」と続けた。

「キャンプで選手とスタッフは非常に良い仕事をした。まだうまくいっていない点を改善しながら前進しよう。この2試合で失点しなかったのはうれしい。今シーズンの目標のひとつだ」

 ボローニャは21日の開幕戦でミランと対戦する。復権を目指す強豪相手に、冨安らがどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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