「エゴイストすぎる」元バルサ指揮官がメッシをまさかの辛辣批判!「もっとチームのためにプレーしろ」

2020年09月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「彼を引き留めたのはそれだけだ」

退団騒動の末に残留したメッシにファン・ハールがきつい言葉を浴びせた。 (C)Getty Images

 バルセロナのロナルド・クーマン新監督は、様々な課題に取り組まなければならない。偉大なる先人によれば、そのひとつはフレンキー・デヨングの起用法だ。

 かつてバルサで指揮を執り、クーマン同様にオランダ代表も率いたルイス・ファン・ハールは、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、次のように話している。

「デヨングはバルセロナで本来の位置でプレーしていない。クーマンが考えるだろう」

 ただ、最大の問題は去就騒動があったリオネル・メッシの扱いだろう。一度はブロファックス(内容証明郵便)で退団の意思を通告し、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を批判しながらも、残留を決めたメッシについて問われると、ファン・ハールはこう答えた。

「一定の選択をする時は、契約書に何が書いてあるかをはっきりさせておく必要がある」
 
『Corriere dello Sport』紙のインタビューでも、ファン・ハールはメッシについて「契約があり、そのために残った。彼を引き留めたのはそれだけだ」と話している。

「メッシは裁判所に行くことを望んでいない。クラブをあまりに愛しているからだ。それと、奥さんのためでもあると思うよ」

 さらに、ファン・ハールは「いつもとてもクリエイティブだが、もっとチームのためにプレーしなければならない」と厳しい評価を下した。

「彼は自分のことを考えすぎる。選手の偉大さは、チームのためにプレーするところにある」

 クーマンは、お家騒動で揺れたバルセロナを立て直せるのだろうか。後輩が適任か問われると、ファン・ハールは「メッシのこともあり、多くの困難に出くわすことになると思う」と答えた。

「だが、まさに彼がそういう類の問題を解決できる人物になれる」

 現役時代にバルサで活躍したクーマンは、メッシやデヨングを輝かせ、緊張に包まれるチームにトロフィーをもたらすことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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